手術室看護師(オペナース)の役割とは?器械出し・外回りの方法からキャリアプランまで
手術室勤務の現役看護師(オペナース・オペ看)へのインタビュー・アンケート取材から、その役割について紹介します。
7つのポイントでわかる
手術室(オペ室)看護師の役割とは?
【1】手術室ナースの役割2選
手術室看護師(オペナース・オペ看)の役割は大きく分けて2つ。
「器械出し」と「外回り」です。
1つの手術につき、器械出し1人、外回り1人、というのが基本的な体制。
病院によっては、外回り2人というシステムもあります。
外回りが2人になる場合は、「記録者」と「患者ケア・物品出し」の2つの役割を分担することが多いようです。
オペナースの役割1:器械出し
「器械出し」とは、手術中の医師に手術器械を手渡す業務のこと。
まず手術前に、その手術で必要とされる器械をセッティングするところから始まります。
いざ手術に入ると、医師から次々と必要な器械が指示されます。
大事なのは、要求される前から次にどのような器械が必要になるか予測すること。
医師のペースを落とさず、手術をスムーズに進めるため、流れを読み、的確な状況判断をすることが求められます。
また、スピードが求められる中にも、安全に配慮し医師が持ちやすいように渡すことも重要。
もし、器械出しが滞ると、手術の流れが停滞します。
すると手術時間が長くなり、患者さんの負担にもつながります。
そうならないように、器械出しの看護師は、日々研鑽を積んでいるのです。
◆先輩の声
器械出しをやり始めたころは「自分の器械出しの技術が、患者さんの侵襲につながるかもしれない」というプレッシャーを感じていました。
緊張で器械を間違えたりすると「これじゃねーよ!」と医師に怒鳴られたこともありました。
でも、慣れてくればどんどん手術を先読みできるようになり、医師の指示の前に器械を渡せるようにもなります。
技術が向上するほど、手術は楽しくなりますし、手術時間が予想よりも短く済んだときには達成感もあります。
(総合病院勤務、看護師7年目)
オペナースの役割2:外回り
「外回り」とは、手術室における器械出し以外のすべての業務を指します。
たとえば、薬剤や輸血製剤など、必要な物品の補充もその1つです。
また、術前・術後の患者訪問も外回り看護師の仕事。
術前訪問の主要な目的は、患者さんの手術に対する不安を和らげること。
手術についての患者さんの疑問に答え、精神面をケアします。
また、身体面では、手術中の体位が患者さんにとって安楽なものか判断することも含まれます。
関節可動域や、神経障害についての情報も収集します。
手術当日になると、必要な医療機器や薬品を取り揃え、病棟勤務の看護師からの申し送りをもとに、患者さんの状態を再確認。
手術が始まれば、出血量などをこまめにチェックし、刻一刻と変わる手術の状況に合わせて、物品の補充やガーゼ、針類のカウントなどバックアップを行います。
手術が終わると、患者が戻っていく病棟やICUの看護師に申し送りをして手術室の後片付けを行います。
【2】手術室ナースって、手術に入っていないときは何をしているの?
1.手術室の準備
手術室の準備とは、医療機器やベッドの準備をすること。
患者さんを受け入れられるよう手術室の環境を整えます。
病院によっては、術式ごとに、必要な物品を1つのカートにまとめている場合も。
そのカートにある物品を基本に、それぞれの手術に特有な物品が足りているかも確認します。
◆先輩の声
私の勤務先では、手術室の準備のことを「手術室を作る」って言います。
主任やリーダーから「次の手術室作っちゃってー」と指示を受けて、行う業務です。
だいたい30分くらいでできるんですけど、速い先輩は15分くらいでやっている人もいます。
早く終われば、その分長く休憩できることもあるので、もっと手際良くなりたいですね。
(大学病院勤務、看護師3年目)
◆先輩の声
器械類の滅菌は、手術に入っていないときのオペナースの大切な役割です。
消毒や滅菌についての知識や技術が身につくので、日常生活でも気になってしまうことが多いですね…。
たとえば、箸を箸立てから自分で取るスタイルで食事しているとき。
そのまま使うのは「不潔だなぁ…」と思ってしまい、熱湯があれば浸けてから使うなど、ついつい消毒してしまいますね。
(総合病院勤務、看護師7年目)
2.休憩
器械出しも外回りも、手術の間は神経を使う業務が続きます。
手術中の集中力を保つために、休憩時間はしっかり休むことも重要です。
◆先輩の声
私の勤務先では、手術部配属のナースが70人くらいいます。
手術部共用の休憩室があるんですが、雰囲気はとても良いですよ。
手術部全体で1日30~40件手術がある中で、手術中はみんな緊張の糸を張り詰めています。
なので、休憩室で雑談する時間は貴重なんです。
そうじゃないと、次の手術に集中力が保たないんですよ。
オペ看は気が強い人が多いし、10年以上のキャリアがある先輩たちは、率直な物言いをする方もいます。
「あの先生、下手だったよねー」とか、「あのとき、こうだったらもっと早く終わったのにねー」など、医師の技術に対する感想会にもなります。
もちろん、オペ看同士「もっとこうやったらうまくいくよ」など、情報交換の場にも。
オペ室は、医師や看護師の技術が人の命に直結するシビアな現場。
悪口に聞こえるかもしれませんが、技術について率直に言い合える雰囲気って実は大事なんです。
(大学病院勤務、看護師3年目)
【3】手術室ナースの1日ってどんなスケジュール?
手術室ナースはどんなふうに日勤と夜勤を過ごしているのでしょうか?
先輩への取材からタイムテーブルを作成しました。
手術室ナースのある日勤
※大学病院勤務看護師の場合
オペナースの場合、定時での勤務終了を原則としている職場が多いようです。
集中力が切れると、患者さんの生死を左右するミスにつながる場合があります。
たとえば17時10分が定時だった場合、17時ごろまでにオペが終わってないときには、夜勤ナースにバトンタッチします。
手術室ナースのある夜勤
※大学病院勤務看護師の場合
オペ室の夜勤は、休憩や仮眠を途中に挟みながら、次から次へと手術をこなしていきます。
夜勤の間でも、オペを引き継ぐこともあります(上記のスケジュールの中では、22時からのオペなど)
ときには、緊急オペを受け入れる場合もあります。
夜勤のほうが手術件数が多く、準備時間もタイトになるという声も。
そのため、新人は1年間、夜勤を担当せず日勤のみとしている病院もあるようです。
◆先輩の声
私が経験した中で、一番長かった手術は「36時間」。
日勤者から引き継いで、夜勤の17時から22時まで器械出しを担当、また別の夜勤者に引き継ぎました。
その後、朝にはまた日勤者に引き継ぎ、そしてまた別の夜勤者へ。
大勢のオペナースが関わり、手術が成功で終わったときには、休憩室で歓声が上がったそうです。
(大学病院勤務、看護師9年目)
【4】新人ナース必見!手術室ナースの特徴
頭:高い集中力
手術の流れを先読みするのがオペナース。高い集中力をもっています。
耳:異変を察知
患者さんの異変を耳で察知します。目は術野を凝視しながらも、耳はモニター音から患者状態の変化を聞き取っています。
目:流れを読む
術野や医師の手元をよく見て、常に先々の流れを読んでいます。
口:医師との対話力
医師とのコミュニケーション能力が高い。
器械出しについては、先回りして医師に「これでしょ」と言えるくらいまでになれれば一人前です。
胸:強い意志
自分の意見を持ち、医師とも対等にわたり合える人が多い。
手:素早い
器械出しの際の手の動きの鮮やかさは、見とれてしまうほど。
腹:サッパリ
次々と手術に対応するオペナース。「どうしてこんなことが…」と思うことが起こったとしても、その場で対策したら根に持つことはありません。あっけらかんとした人が多く、腹黒さとは無縁。
足腰 :強靭!
長時間の手術にも耐えうる体力を持っています。
がま口:あたたかめ
オペナースの給料は基本給自体が高給というよりは、手当によって異なります。
オンコール手当、危険手当が適応されている職場の場合は、あたたかめです。
※あくまでインタビューや取材から作成したイメージです。
【5】手術室ナースのキャリアプラン。4つの実例
手術室勤務、という経験からどのようなキャリアプランが考えられるでしょうか?
先輩たちの実例をご紹介します。
1)手術室→ICU
アセスメント能力を伸ばすために、ICU(集中治療室)に転属した先輩のキャリアです。
◆先輩の声
「直接、患者さんのケアをする機会を増やしたい」と思って、ICUに異動しました。
手術室から移って一番ギャップを感じたのは、ICUでは自分で判断する場面が多いこと!
手術室の勤務って、看護師のそばにいつも医師がいるんだなぁって、異動して初めてわかりました。
だから「あれ?これって◯◯で合ってます?」とか、ちょっとしたことでもすぐに質問できるんです。
そんな環境だったことに、異動して初めて気がつきました。
ICUでは、患者さんの身体状況から看護師が考え、判断して、どのような異変が起きているか予測していかねばなりません。
今、まだ自分のアセスメント能力の低さに打ちのめされていますが…。
手術室とは違う環境に早く慣れたいです。
(転属時、看護師6年目)
2)手術室→消化器外科
手術室で術野を見てきた経験を活かし、消化器外科に異動した先輩のキャリアです。
◆先輩の声
手術室の勤務はとても楽しかったのですが、私はもっと患者さんとコミュニケーションがとりたい。
そう思って、消化器外科に異動希望を出しました。
なぜ消化器だったかというと、私はなぜか腹部の手術の担当になることが多かったから。
そして、消化器ってすごく長い器官なのでその解剖生理は、知れば知るほど奥深くて面白いと思ったんです。
消化器外科に移って実感したのは、「“中”を見たことがあるのは強い」ってこと。
実際の臓器を見てきているので、患者さんの状態や、検査値データだけでも、体内で何が起こっているのかイメージしやすいです。
そのことは、手術について患者さんに聞かれたときに、具体的に説明する助けにもなってるんじゃないかな、と思います。
(転属時、看護師5年目)
3)手術室→眼科
医師から声をかけられ、眼科に転職した先輩もいます。
◆先輩の声
500床の総合病院でオペ室勤務でしたが、眼科の医師が独立開業する際に「うちで働かない?」と引き抜かれました。
眼科では、白内障やレーシックなどの比較的軽い手術はクリニックでも行います。
今はその眼科クリニックで手術室の責任者をしています。
ちょうど、結婚してプライベートを重視したいなと思っていたタイミングだったので、夜勤がないシフトが今の自分に合っているなと思います。
(転職時、看護師10年目)
4)手術室→手術室(転職)
手術室のスペシャリストとして、別の病院に勤務先を変える先輩もいます。
◆先輩の声
300床の民間病院に15年勤務し、器械出し・外回りについては、一通りの技術を得られたかな、と感じていました。
一般外科の急性期病院だったので、全身のいろんな部位と術式についても網羅できたと思っています。
転職しようかな…、と考える中で、手術室に長くいたので病棟で勤務するイメージがどうしても湧かなくて…。
オペ看としてスキルアップしたいと思い、もっと大きな病院でマネジメントも含めた業務をするために、大学病院に転職しました。
大学病院では、十数の手術が同時に開始されます。
リーダー業務として、どこで、どんなふうに何の手術が進行されているのか、そしてどのくらいで終わるのかを把握する必要があります。
「あの部屋はあと◯時間で終わるから、次にこの手術を入れられるな」「この手術に必要なあの医療機器は、◯番の部屋にしかないから、◯番の部屋の手術が終わらないと、この手術は開始できないな」など、部屋のコントロールもします。
また、他職種とのやりとりも増えました。
麻酔科医や臨床工学技士さんとコミュニケーションを取り、次の手術のスケジュールを調整することも役割の1つです。
これまでは、1つの手術室の中で、全体をコントロールしている気になっていましたが、今は十数室のオペ全体の采配をしています。
オペ看として新たなステージに来たな、という感じで、今また一つ新たなやりがいと楽しさを感じています。
(転職時、看護師15年目)
【6】現場のリアルがわかる!手術室ナースのあるあるエピソード
手術室勤務の先輩たちが経験してきた「手術室あるある」を集めました。
手術室の雰囲気を捉えてみてください。
患者さんには天使。同僚には厳しい仮面ナース
オペナースが手術を終えた患者さんに接する姿は天使のよう。
麻酔から覚醒するとき、できるだけ不安がないよう優しい口調と笑顔で患者さんをケアします。
一方で、1分1秒が患者さんの生死に関わるオペ中は、ドライでクール。
「あの笑顔は仮面だったのか…」と思ってしまうほどです。
そのギャップが大きいのがオペ看あるある。
アイメイク命!目元だけ宝◯歌劇団
手術室ではマスク着用は必須。
勤務時間の多くをマスク姿で過ごすため、「見えるところだけでも美しく!」とアイメイクに命をかけている人も。
その姿は宝◯歌劇団ばり。
ガウンと手袋を着用したあとは物を足で移動。Jリーガーばりの足技を身につける!?
オペ前に手指消毒を行ったら、もう未滅菌の物品には触れられません。
消毒し直すのは手間だから、ちょっとした移動なら足技を駆使して済ませます。
その足さばきは、Jリーガー以上かも!?
医療ドラマにツッコむ声が怖すぎる
緊張の連続である手術を毎日こなすオペナース。
手術に対する姿勢は真剣そのものです。
その真剣さから、医療ドラマの手術シーンにも本気でツッコミ。
ツッコむ声が怖すぎるのもオペ看あるある。
執刀医と恋仲になる
執刀医と恋仲になってしまうのもオペ看あるある。
手術という緊張感ある現場での共同作業。
連帯感・親近感が生まれやすい環境です。
恋愛関係がバレるときは、だいたい「あの先生とあのナース、休み合わせてるよねー」というシフトの情報から。
執刀医と付き合うなら、バレたあとは「あっ、今日付き合ってる2人が執刀医と器械出しだねー」などの噂をされる覚悟が必要。
【7】手術室を目指す新人の疑問に答える!6つのQ&A
Q:1年目でも手術室で勤務できるんですか?
A:新人でも手術室配属はありえます。
私は新卒で、手術室配属になりました。
もともと手術室で働きたかったんです。
就職活動中、インターンに行った病院の中から一番教育体制がしっかりしていそうなところに入職しました。
働き始めてみると、思った通り、身につける技術や知識が、系統立って整理されていたので、段階を追って学ぶことができました。
解剖生理や術野、器械や医療機器など、覚えることがたくさんでアップアップすることはあったんですけど、いつも先輩がフォローしてくれました。
「焦らないで一つひとつ覚えていくことが大事」という先輩の言葉を今もお守りにしています。
3年目になって、やっと器械出しは一通り経験できたかな、という感じです。
外回りでも活躍できる視野の広いオペナースを目指しています。
(大学病院勤務、看護師3年目)
Q:手術室勤務はとても厳しく指導されると聞いたのですが、どんな雰囲気なんですか?
A:少しのミスが患者さんの命を左右する現場。だからとても緊張感があります。
厳しい、というより緊張感がある現場です。
私は、患者さんの異変は「耳で察知する」と教えられました。
器械出しをしているときは、術野から目を離すことはできません。
だから、耳から患者さんの状態変化に気づけるように、そば立てています。
心電図モニターについては「ピッピッピッ」という音の間隔に注意しています。
もし「ゆっくりになったな」と思ったら、「麻酔が効きすぎちゃってるのかな」「副交感神経優位になっているのかな」などと予想します。
サチュレーションモニターの血中酸素濃度が下がってくると、「ピッ、ピッ、ピッ」という音が低くなるので、その音にも注意を払っています。
変化が起こった場合は、すぐに外回りの看護師に伝えます。
たとえば、
「さっきより、ハートレート(心拍数)落ちてるけど、今どんな薬使ってる?」
「血圧どう?」
などと伝えて、確認してもらうようにしています。
キャリアを積むと正常か異常か、という区別は耳でできるようになってきます。
さすがに正確な数値までは当てられないのですが(笑)
手術中は、少しの変化も聞き逃さないことが重要です。
後輩には「作業をしながら、耳でも患者さんの循環動態を観察するように」と伝えています。
緊張感はありますが、それは必要な空気感です。
確かに厳しい現場ですが、慣れればきっと大丈夫だと思いますよ。
(大学病院勤務、看護師9年目)
Q:何年目くらいでオペナースとして一人前になりますか?
A:個人的には5年くらいかな、と思っています。
もうだいぶ前ですが、私が1年目の頃、当時の師長さんに「5年くらい頑張れば一人前になれるわよ」と言われたことがあります。
大学病院などに勤務すると、3年くらい勤務すればだいたいの術式は経験できると思います。
あとの2年は、自分の腕をもっと磨いて、視野を広くもつために必要かな、と思います。
(大学病院勤務、看護師9年目)
Q:入職してから特に勉強しなければならないことは何ですか?
A:麻酔の作用機序、使用薬剤の勉強、手術体位、疾患と術式などです。
1年目、2年目はほとんど毎日何かしら勉強していました。
「麻酔がどうやって人体に作用するのか」「手術中に使う薬の作用・副作用」は基本です。
病棟にいると気がつかないと思うんですけど、手術室では「体位」についての知識も重要です。
実は、手術中もずっと同じ体位でいると、神経損傷や褥瘡が生じてしまうことがあるんですよ。
手術中は1時間おきに除圧をするので、体圧のかかり方や体位変換の方法(除圧の方法)も勉強が必要です。
幸い残業が少ない職場だったので、勉強の時間は確保できています。
日勤後はすぐに寝て、出勤前の早朝に勉強するのが習慣です。
(大学病院勤務、看護師3年目)
Q:手術室配属までの間に勉強以外で準備しておいた方がいいことはありますか?
A:何はともあれ健康が一番。体力はしっかりつけておきましょう。
手術室はとにかく体力勝負です。体調管理はもちろんなのですが、就職するまでの間にしっかりと体力づくりをしておくことを勧めます。
あとは、花粉症の人は自分に合った薬を見つけておいたほうがいいです。
私も以前花粉症がひどかったときに、器械出しの担当で苦労したことがありました。
鼻水が垂れてきても拭えないんですよ(笑)
仕方なく、鼻にティッシュを詰めてオペ場に立ったのですが、声がいつもと違うって執刀医に笑われましたね(笑)
でも、手術室には花粉が入ってこないので、花粉症が良くなる人もいるって聞きます。
何はともあれ、健康が一番。
(総合病院勤務、看護師7年目)
Q:手術室勤務を経て、どんな強みを得られましたか?
A:実際に術野を見ることができるので、解剖生理に強くなれました。
私が思うに、解剖生理に強くなれるのが手術室の大きな魅力ですね。
実際に解剖を自分の眼で見ることができますし、さまざまな症例を経験できます。
大学病院の3年で、だいたいの部位・術式を経験できると思います。
消化器外科・呼吸器外科・泌尿器外科・循環器外科・心臓血管外科・脳外科・乳腺外科。
病院によって違いはあると思いますが、全身の解剖生理を目のあたりにできます。
解剖生理に強くなると、ほかの診療科に行っても役立ちます。
たとえば内科だったとしても、病態を具体的にイメージすることができますし、患者さんの訴えをより深く理解することにつながるんです。
それがもとで、患者さんから信頼されたりしますからね。
一人ひとりの患者さんに向き合う看護をする上で、手術室での勤務からは、とても貴重な経験が得られると経験上感じました。
(総合病院勤務、看護師7年目)
(取材・文)看護roo!編集部、新田哲嗣
(イラスト)明(みん)
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