心電図モニターとは・・・
心電図モニター(しんでんずもにたー)とは、心電図波形を持続的にモニター画面に表示する医療機器、またはそのシステムのことである。胸部と手足に電極を装着して心臓活動電位を計測し、そのデータを有線または無線でモニターに送信している。
心疾患をはじめ、呼吸器疾患、その他急変の恐れがあるすべての患者に対して用いられ、不整脈の診断や各疾患の経過観察を行うとともに、心電図に変化があった場合は早急に対応することができる。また、手術中のバイタル管理のためにも用いられる。心電図の検査で用いられる12誘導心電図と比べて使用する端子が少ないため、長時間のモニタリングに適している。
なお、心電図データを長時間メモリに保存し、不整脈等の検出を目的としたものは、特にホルター心電計と呼ばれている。