日看協の研修で39人の「特定看護師」誕生|看護師特定行為研修

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3月7日、日本看護協会で2015年度「特定行為研修」の閉講式が行われ、研修を修了した39人が修了証を手にした(写真)。修了生は今後、それぞれの勤務先で医師の指示の下、手順書に沿って特定行為を実施することになる。

(井田 恭子=日経メディカル)

 

坂本すが会長から修了証を授与される研修生

 

日看協は、昨年10月の「特定行為に係る看護師の研修制度」開始のタイミングで指定研修機関となり、11月から研修を行ってきた。今年度は、制度創設前に国が実施した養成調査試行事業に参加した「救急」「皮膚・排泄ケア」「感染管理」の3分野の認定看護師を対象に、試行事業では時間数が足りなかった「共通科目」の講義や実習などを実施。今回、救急領域14人、創傷管理領域17人、感染症管理領域8人が研修を修了した。

 

会長の坂本すが氏は閉講式の中で、看護師の裁量拡大の必要性と看護の専門性の発揮の観点から、特定行為研修の活用を推進していく考えを述べ、修了生に対して「この研修に参加し『特定看護師』になったことを誇りに思ってもらえるよう、協会として努力と支援を惜しまない」と語りかけた。

 

そして、「院内での安全性を担保し、患者さんが安心して医療を受けられ、QOL向上につながることを第一に考えてほしい」と述べ、「修了生の実践の一つ一つが、これからの看護の専門性の発展と、(それらが)日本の医療に欠かせないことを示す上での基礎データとなる。成果を見せ、後に続く看護師のモデルになってほしい」とエールを送った。

 

日看協による特定行為研修の次年度の開講については、未定。 

 

特定行為研修修了生の集合写真

 

<掲載元>

日経メディカルAナーシング

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