自分で作れる!アロマコスメの簡単レシピ【クリーム編】 | アロマナース直伝!アロマセラピー入門【8】

2月も半ばにさしかかり、肌の乾燥が気になる季節になりました。

ということで『自分で作れるアロマコスメのレシピ』第2弾。「アロマでスキンケア~クリーム編~」です。

 

 

今回ご紹介するのは、基本的で簡単な「みつろうクリーム」「シアバタークリーム」「リップクリーム」の3つレシピ。

 

精油を使ったコスメの素晴らしい点や注意点などは、第1弾の「アロマでスキンケア【化粧水編】」で説明していますので、そちらを参考にしてください。

 

手軽に作れる上に、使い心地もよく、肌にもうれしい作用がたくさんあるので、作り方をマスターすれば、精油の効能を利用した、さまざまな症状緩和にも役立つクリームが作れるようになりますよ。

 

自分で作れる!アロマコスメの簡単レシピ【クリーム編】

 

【menu】

肌荒れや乾燥に効く「みつろうクリーム」の作り方

保湿効果が高い「シアバタークリーム」の作り方

グロスのように使える「リップクリーム」の作り方

【応用編】3つのクリームの使い方いろいろ

 

肌の荒れや乾燥には「みつろうクリーム」

みつろうとは、ミツバチが巣を作るときに分泌するワックスで、手作り化粧品によく使われる材料です。肌の修復作用があり、肌荒れや乾燥に効果があります。また、液体を固めて固形にするという役割もあります。

 

■基本レシピ■

 

【材料】

好みの植物油:10ml

みつろう:2g

お好みの精油:2滴

 

植物油はスイートアーモンドオイルや、ホホバオイルなどのベースオイルのことです。肌に使うものですので、食品売場で売っている食用ではなく専用のものを使ってください。ネットでも手軽に購入できます。

 

【作り方】

 

 

(1)湯せんして溶かす

耐熱性容器に植物油とみつろうを入れて湯せんにかけ、みつろうを完全に溶かします。ここで一度しっかり混ぜて、みつろうを植物油にきちんと馴染ませておくことが、なめらかなクリームを作るコツです。

 

(2)容器に移して精油を加える

容器に移して、表面にうっすら膜ができはじめたら精油を加え、竹串などでよくかき混ぜます。

 

(3)空気を抜く

よく混ぜたら、容器ごと机にトントンと打ち付けてクリームの中に入った空気を抜きます。

 

(4)完成!

完全にクリームが冷めて固まったら蓋を閉めて完成です。

 

【ポイント!】

植物油の量の増減により、自分好みのクリームの硬さにできます。

 

保湿効果が高い「シアバタークリーム」

ベースになるシアバターはシアの木から採れる植物性脂肪です。保湿効果が高いので、乾燥肌のケアに向いています。

 

加えて、紫外線防止効果もあります。紫外線の強い国の女性たちの肌を、乾燥や強い日差しから守るために使われている天然の保湿クリームです。

 

ちなみに火を使わないので、小さいお子さんと一緒に遊び感覚で手作りできますよ。

 

■基本レシピ ~20g容器1個分の場合~■

 

【材料】

好みの植物油:5ml

好みの精油:4滴

シアバター:15 ml(大さじ1)

 

【作り方】

シアバターをなめらかに練り、精油を加えた植物油と混ぜ合わせるだけです!

 

【ポイント!】

保湿効果は高級クリーム並ですが、自分で安く簡単に作れる上に、好みの香りに作れるのでおすすめです!

 

グロスのように使える「リップクリーム」

口に直接つけるものだからこそ、自然でシンプルな材料を使った手作りリップクリームはおすすめです。とってもツヤツヤするのでグロスのように使えます。唇も柔らかくしっとりしますよ。プレゼントした友人から一番リピートされるコスメです。

 

みつろうクリーム(左)とリップクリーム(右)。見た目のツヤも申し分なし

 

リップクリームにお勧めの精油は、ミントやユーカリなど。ユーカリはインフルエンザ予防にもいいそうですよ。口元から精油成分が上気道(口・)に届くので、効果が期待できます。鼻づまりの時などもスッキリしていいですよ。

 

■基本レシピ■

 

【材料】

好みの植物油:15mL

みつろう:3g

好みの精油:1滴

 

※好みでハチミツをいれてもOKです。その場合、入れたハチミツ分だけ植物油を減らしてください。

 

【作り方】

(1)植物油とみつろうを湯せんなどで溶かす

(2)溶けたら精油を入れてよくかきまぜる

※(1)と(2)は「みつろうクリーム」と同じ工程です。

(3)リップケースなどにゆっくり入れて固まったら完成!

 

【ポイント!】

リップケースは使い終わったらケースを消毒して再利用もできます。冷めたら蓋をして冷蔵庫で1時間ほど寝かせると、使用感の良いリップクリームになります。

 

かわいい入れ物に入れればオシャレなコスメアイテムに!

 

実は「使い方自由」なアロマコスメ

今回おすすめした3点のアロマコスメ、材料が天然でシンプルだからこそできることがあります。それは、全部同じ用途に使えるということです!

 

私の場合、みつろうクリームやシアバタークリームを唇につけることもあれば、リップクリームをのささくれの部分につけて、ついでに爪をツヤツヤにしたりします。

どれかひとつ持つだけで応用がきいてとっても便利なので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

【※注意点】

保存料の入っていない天然の材料で作っているものなので、1か月以内を目安に使い切るようにしましょう。

 

次回予告

さて、次回はアロマを使った「大切な人へのマッサージ」についてです。まずはタッチの大切さについて紹介いたします。

 


【桐山勝枝】日本アロマコーディネーター協会認定:アロマコーディネーター

大学病院で、アロマセラピストとして患者さんへのマッサージを行う。また同病院の看護部福利厚生の一環として、勤務する看護師向けにもアロママッサージを実施。呼吸療法認定士としての経験を活かし、呼吸困難のある患者へ別のアプローチでアロマセラピーも行う。病院や保健センターなどでアロマとタッチについての講演会など行うほか、ヒーリングタッチ・ジャパンのコーディネーターとして、看護におけるヒーリングの普及にも努めている。

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