体温を測定する部位が決まっているのはなぜ?|体温測定・腋窩
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は「体温測定(腋窩)の部位」に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
体温測定する部位が決まっているのはなぜ?|体温測定(腋窩)
体の外から測定しやすく、しかも真の体温を比較的よく反映するところで測定するためです。
体温とは、正確には体内の温度のことです。しかし、体内に体温計を挿入することはできないため、測定しやすく、体内に近い温度が得られる部位で測定を行います。主な測定部位は、腋窩(えきか)動脈があり、密閉状態が作りやすい腋窩(皮膚温)です。
また、体温計を挿入しやすい口腔(舌下温)や直腸(体腔温)も用いられます。測定部位によって温度差がありますので、常に同じ部位で測定するようにします。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版