スーツがない…!着てもいい服ダメな服 看護師の面接にふさわしい服装は?
転職のプロであるキャリアアドバイザーが、看護師が面接で着るべき服装を徹底解説します。
目次
面接に着ていくスーツがない…買わなきゃダメ?
ナース
面接の服装、どうしようかな…。
スーツ持ってないし、買いたくないし。
キャリアアドバイザー
「面接の服装=スーツ」が鉄則です!
スーツを着るだけで不合格率はグッと下がります。
もしスーツがなければ、ジャケット・白いシャツ・パンツの3点だけは購入してください。GU・ユニクロなど量販店のもので構いません。
「私服可」の場合でも、華美・ラフすぎる服装はNGなので要注意です。
どんな服装にしろ、大事なのは「清潔感」。
それぞれについて詳しく解説していきます。
面接の基本の服装【スーツ】のポイント
面接で着るスーツについて、アイテム別に8つのポイントを解説します。
スーツ|黒・ネイビー・グレー(無地)
面接では、基本的には黒・ネイビー・グレーのビジネススーツを着用します。
キャリアアドバイザー
スーツを持っていない場合、20代前半までであれば、リクルートスーツを着用してもいいでしょう。
インナー|白のワイシャツ
インナーは白のワイシャツをチョイス。
濃い色や派手な色・柄・デザインはNGです。
丈は半袖やノースリーブではなく、長袖にしましょう。
夏・冬の装備|夏もジャケット必須!冬はシンプルなコートを
季節関係なく、夏でもジャケットは必須アイテム。
うっかり忘れることがないように注意してください。
冬場のコートも、スーツ同様に落ち着いた色とし、装飾のないものにしましょう。
靴|3~5cmの黒のパンプス
靴は3~5cmの黒のパンプスを選びましょう。
面接にはヒールのないぺたんこ靴や、6cm以上のヒールは好まれません。
素材は本革や合成皮革を選び、傷や汚れがないかもしっかりチェックしておきます。
キャリアアドバイザー
意外と見逃しがちなのが「ヒールの金属部分がむき出しになっていた」というトラブル。
院内で金属音を響かせたことがマイナスイメージにつながり、実際に不採用になった事例も…。
靴を用意するときは、ヒール部分のチェックも忘れずに行いましょう。
カバン|A4の書類が入るサイズの黒い鞄
面接に持っていくのは、A4の書類が入るカバンがオススメ。
面接では、病院の資料などを渡されることもあり、資料を折りたたんでカバンにしまうのは失礼にあたるためです。
色はスーツを着用したときに浮かない黒がよいでしょう。
髪型・メイク|ナチュラルを心がけて清潔感を出す
一般的な社会人の髪の毛の明るさは7番までと言われています。
それ以上は明るすぎると判断されるので、7番以上の髪色の方は、事前に髪染めをしましょう。
面接でも髪の色はしっかりチェックされています。
最近は黒スプレーも販売されていますが、べったりとしてしまい、不潔な印象になりかねないので、おすすめできません。
長い髪は一つにまとめて、ボサボサヘアーにならないように。
前髪が長く目にかかったり、垂らしたりしているだけでも不採用になる場合があるので、要注意です。
爪|短く切り揃えて何も塗らない
ネイルは、面接という正式な場にはふさわしくありません。
マイナスな印象になるので、素爪で短く切りましょう。
アクセサリー|着用しない
面接の場にはアクセサリーは不要です。
ファッションとしてのアイテムのため、フォーマルな場につけていくのはマイナスな印象になります。
シンプルな腕時計をつける程度にとどめましょう。
キャリアアドバイザー
面接でスーツを着用するときのポイントは以下の3つです。
- 清潔感
- 落ち着いた色味
- 華美なアイテムは使わない
看護師の面接では、看護部長の他に院長や人事担当者も同席するため、「社会人としての常識やマナーが備わっているか」を身だしなみからチェックされています。
仕事するときの身なりはある程度自由でも、面接ではきちんとした服装をしましょう。
服装について確認できたら、面接時の質問やマナーについてチェックしておくと安心です。
下記の記事では、面接でよく聞かれる質問やその回答例、マナー全般を紹介しています。
スーツを買う暇がないときの対処方法
キャリアアドバイザー
どうしてもスーツがないときは、
- ジャケット
- 白のインナー(できればワイシャツ)
- スラックス(スキニータイプでも可)
の3つのアイテムを用意しましょう。
これらはスーツの専門売場でなくても、GUやユニクロなどの量販店でも入手可能なので、急いで調達したいときにおすすめです。
【20代】黒の上下セット+白のインナー
20代の方には、基本的にはスーツをおすすめします。
20代前半であれば、新卒時代のリクルートスーツの着用もOK。
スーツがない場合、GUなどの量販店で上下セットのスーツに見えるようなジャケットとパンツを買うとよいでしょう。
上下セットのスーツを着用していることで、面接官に「誠実・真面目・常識がある」などの印象を与えることができます。
キャリアアドバイザー
看護師の面接では、看護部長などの医療者以外にも、その病院の事務長や、企業から出向しているビジネスマンも面接官をしていることがあります。
そのような場合、普段の服装が比較的自由な看護師でも、社会人としてのビジネスマナーを厳しくチェックされています。
そのため、きちんとスーツを着用することで「しっかり準備をしているんだな」というよい印象に繋がるのです。
【30代~】セットアップじゃなくてもOK
30代以降であれば、上下セットのスーツでなくてもOKですが、落ち着いた色を選びましょう。
具体的には、
- 黒・グレー・ネイビーのジャケット
- 白のインナー
- 黒・グレー・ネイビーのパンツ
がおすすめです。
キャリアアドバイザー
スーツだけに気を取られてしまって靴がボロボロだったり、華美なものになるのはNGです。
全身のチェックを忘れずに!
Vネック・ラウンドネックでもOK
白のYシャツがない場合、インナーはVネックやラウンドネックでもOKです。
ただし、胸が開きすぎているもの、裾や袖がひらひらしているものは不適切です。
素材は、レーヨンやポリエステルなど、ハリのあるものを選ぶと◎です。
冬場であれば、シンプルな無地のニットもOKです。
※その他のアイテムは、スーツのときと同じものを用意しましょう。
1つでも当てはまったらNG!【失敗する身だしなみ一覧】
面接では、絶対にNGとされる服装やアイテムがあります。
以下の1つでも当てはまっただけでも、不採用になる可能性が高まるので、しっかりチェックして面接に臨みましょう。
面接でのNGアイテム一覧
- たばこ・香水などの臭いがする
- ホコリや動物の毛がついていて清潔感がない
- フリルなどの装飾が派手なシャツ
- ヒザより短いスカート・ワンピース
- 濃い色の柄物のアイテム
- 6cm以上のハイヒール
- ヒールの金属部分がむきだしで音が鳴っている
- エナメルなどのカジュアルな生地、つま先の出た靴
- アクセサリーをジャラジャラつけている
- まとめてない髪の毛、アレンジしている髪型
- 華美で小さなバッグ
- メイクが濃すぎる
「私服で来てください」=ラフでOKではない
キャリアアドバイザー
私服可=ラフな服装でよいというのは間違いです。
病院によっては、
- TPOを考えられるか
- マナーをわきまえているか
を判断するために面接の服装を私服に指定していることもあります。
ラフすぎるジーンズやTシャツなどは絶対NGですので気をつけてくださいね。
私服での面接のポイント
私服での面接の場合、下記のポイントをおさえましょう。
- 長袖を着用する
- インナーは明るく顔を映えさせる白
- 襟首は空きすぎず、露出度の高くなりやすいVネックよりも丸首が○
- スカートは膝が隠れる丈
- パンツはワイドすぎ、タイトすぎはNG
- 靴はローヒールのつま先の隠れたもの
- 身につけるのは時計のみ
- 鞄はA4の入るシンプルなもの
キャリアアドバイザー
面接で絶対NGとされる服装・身だしなみの共通点は、
- 不潔
- 華美、派手
ということ。
面接では「採用するためにふさわしい人材」かどうかを総合的に判断しているということを意識してくださいね。
ナース
これなら面接の服装も大丈夫そう!
面接でよくある質問や当日マナーもチェック!
服装の準備ができたら、面接でよくある質問・回答例や、入室・退室のマナーなども確認しておきましょう。
下記の記事では、面接対策でやるべきことをまるっと解説しています。こちらを読めば面接対策はバッチリでしょう。