厚労省がインフルワクチンの原則1回接種を要請|今シーズンはインフルエンザワクチンが不足へ
【日経メディカルAナーシング Pick up!】
古川湧=日経メディカル
***
厚生労働省は9月15日、季節性インフルエンザワクチンの供給についての通知を発出した。
今シーズン使用するワクチンの製造予定量が昨年度使用量を下回っていることから、例年以上に効率的にワクチンを使用することを要請している。
この通知を受けて日本医師会は9月21日、都道府県医師会の感染症危機管理担当理事宛に事務連絡を発出し、医療機関などへの周知を呼びかけている。
通知では、13歳以上の者がワクチン接種を受ける際に、医師が特に必要と認める場合を除き、接種回数を原則1回にすることを求めている。
国内で流通しているインフルエンザワクチン製剤の用法用量は全て「13歳以上の者については、0.5mLを皮下に、1回またはおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する」となっており、13歳以上にワクチン接種を1回で行うことは適応の範囲内であることを強調している。
1本に数回分の薬液量がある製品については、取扱い上の注意事項に配慮しつつ、効率的に使用するよう求めた。また、昨シーズンはシーズン終盤でワクチンの返品があったことから、必要以上に多量の予約・注文は行わないよう要請するとともに、今シーズンに返品を行った医療機関などは公表する可能性があると警告した。
インフルエンザHAワクチンの2017年度製造株は5月時点でA/埼玉/103/2014(CEXP002)が選定されていた。
しかし、同株の増殖効率が昨シーズンのワクチン株と比較して約3分の1と著しく悪かったため、A/香港/4801/2014(X-263)に変更。株の変更によりワクチンの製造開始が遅れたことで、製造量不足が生じたとみられる。
7月31日時点における製造見込み量は約2528万本(1mLを1本に換算)で、昨年度の使用量である2642万本を下回っている。
ただし、上記のような対策(13歳以上への1回接種など)が十分に講じられれば、昨年度と同等程度の接種者数を確保できる見込みという。
■関連サイト(厚生労働省)
関連法令・通知・事務連絡(季節性インフルエンザワクチンの供給について)
<掲載元>
Aナーシングは、医学メディアとして40年の歴史を持つ「日経メディカル」がプロデュースする看護師向け情報サイト。会員登録(無料)すると、臨床からキャリアまで、多くのニュースやコラムをご覧いただけます。Aナーシングサイトはこちら。
掲示板でいま話題
アンケート受付中
「あなたにとって看護とは?」…一言でどうぞ!
- 私にとって看護とは…(答える!) 7%
- 答え探し中です 83%
- 他の回答
- 投票数2519票
- 残り2日
看護師をしていて《一番疲れる身体の部位》ってどこ?
- 頭(精神的に) 66%
- 目 1%
- 他の回答
- 投票数2380票
- 残り4日
今日の看護クイズ
本日の問題
◆感染の問題◆クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)発症のリスク因子として適切でないものはどれでしょうか?
- 高齢
- 高血圧
- 抗菌薬の使用
- 炎症性腸疾患などの基礎疾患
8519人が挑戦!
解答してポイントをGETナースの給料明細
さくらもち1年目 / 病棟 / 千葉県
令和6 06 07
¥ 197,500 | ¥ 0 | ¥ 0 | |
¥ 0 | ¥ 0 | ¥ 12,000 | |
0回 | 2交代制 | 0時間 | |
¥ 209,500 | ¥ 0 | ¥ 2,514,000 |
◎4年目 / 病棟 / 大阪府
令和6 07 28
¥ 221,000 | ¥ 28,000 | ¥ 9,500 | |
¥ 28,000 | ¥ 0 | ¥ 83,500 | |
7回 | 変則交代制 | 15時間 | |
¥ 370,000 | ¥ 800,000 | ¥ 5,240,000 |
8972人の年収・手当公開中!
給料明細を検索
コメント