アルドステロンとは・・・
アルドステロン(あるどすてろん、aldosterone)は、ホルモンの一種であり、副腎皮質から分泌される。
生理的作用としては、腎臓に作用してナトリウムと水の再吸収を促進し、循環血漿量増加を促し血圧を上昇させる。
アルドステロンが過剰に分泌されると、高血圧や低カリウム血症、筋力低下などがみられる。代表的な疾患としては、原発性アルドステロン症や腎血管性高血圧、悪性高血圧などが挙げられる。
逆に、アルドステロンの分泌が低下すると、低血圧や低ナトリウム、高カリウム血症などがみられる。代表的な疾患としては、アジソン病などが挙げられる。
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は、アルドステロンの作用を抑えることで降圧薬として広く使用されている。