最終更新日 2019/09/30

発作性心房細動

発作性心房細動とは・・・

発作性心房細動(ほっさせいしんぼうさいどう、paroxysmal atrial fibrillation;paf)とは、不整脈の一種で、発生から7日以内に自然停止する心房細動を指す。心房細動は、300~600回/分の頻度で心房が不規則に興奮し、脈拍がばらばらになる。

 

心房細動は、高血圧や、心房に負荷がかかる心不全、弁膜症(特に僧帽弁疾患)などの心疾患が原因となる。症状は個人差が大きいが、強い症状によるQOLの低下、心不全の合併、血栓塞栓症の合併の3点が大きな問題となる。

 

症状

心房細動の多くは、胸の痛みや胸部不快感、動悸息切れなどの自覚症状がある。しかし、息自覚症状がない場合もある。

 

検査・診断方法

心電図では以下の特徴が見られる。
・RR間隔の不整
・P波消失
・f波(不規則な細い波)出現

 

治療法

1)原因である基礎疾患の治療
2)発作時の治療(電気的除細動、抗不整脈薬の静脈注射または経口投与)
3)洞調律の維持
4)心拍数の調節
5)抗血栓予防

 

引用参考文献
1)松田直樹.不整脈.系統看護学講座 成人看護学3 循環器.第14版,医学書院,2015,183-187.(ISBN9784260019873)

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