流産と早産の違いはどこにあるの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。

 

今回は流産・早産に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

流産と早産の違いはどこにあるの?

胎児が分娩予定日よりも早く生まれる場合には流産と早産があります。

 

胎児が子宮外で生存することが可能になる前に出産した場合を流産といい、妊娠22週未満の分娩を指します。これに対し、妊娠22週0日から36週6日までの出産を早産といいます。

 

この時期になると子宮外での生存は可能ですが、体重は2,500gに満たないことが多く、出生時体重が2,500g未満の場合には低出生体重児と呼ばれます。

 

妊娠37週0日から41週6日に出産されたものを正期産(せいきざん)といいます。

 

※編集部注※

当記事は、2018年10月1日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック 第2版』 (監修)山田幸宏/2023年8月刊行/ サイオ出版

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