受精卵はどのように育つの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は受精卵に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

受精卵はどのように育つの?

受精から出生までの間を胎生期(妊娠期間)といいます。胎生期は胎齢(受精後)2週までの胚子(はいし)期、胎齢(受精)2週~7週の胎芽(たいが)期、8週から出生までの胎児期に分けられます。

 

胎齢(受精後)2週~7週は、胎芽の状態です。この頃は、胎児の主要な器官の形が大まかにつくられる大切な時期で、薬物や放射線喫煙、飲酒などの外部からの刺激が器官の形成に大きな影響を及ぼします。妊娠初期に0.2mmほどしかなかった胚は、胎齢8週には30cmにまで成長します。

 

※編集部注※

当記事は、2018年8月27日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック 第2版』 (監修)山田幸宏/2023年8月刊行/ サイオ出版

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