受精卵はどのように育つの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は受精卵に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

受精卵はどのように育つの?

受精から出生までの間を胎生期(妊娠期間)といいます。胎生期は胎齢(たいれい)(受精後)2週の胚子前期、胎齢(受精)2週〜7週の胎芽(たいが)期、8週から出生までの胎児期に分けられます。

 

胎齢(受精後)2週〜7週の胚子期では、赤ちゃんは、胎芽の状態です。この頃は、胎児の主要な器官の形が大まかに作られる大切な時期で、薬物や放射線喫煙、飲酒などの外部からの刺激が器官の形成に大きな影響を及ぼします。妊娠初期に0.2mmほどしかなかった胚は、胎齢8週には30mmにまで成長します。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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