最終更新日 2019/04/08

自己免疫疾患

自己免疫疾患とは・・・

自己免疫疾患(じこめんえきしっかん、autoimmune disease)とは、体外から侵入する異物に対して攻撃する機能(免疫)が、異常な自己免疫反応により自己を異物と判断し、攻撃してしまうことで発症する疾患の総称である。

 

男女での羅患率は女性の方が明らかに高く、男性の2~10倍に及ぶ1

 

代表的な疾患

代表的な疾患としては、関節リウマチ、SLE(全身性エリテマトーデス)などの膠原病悪性貧血バセドウ病、1型糖尿病シェーグレン症候群などが挙げられる。

 

検査・診断

症状や所見から疑われる疾患に合わせ、有用な検査が検討される。具体的な検査には、特異的な血液検査などがある。

 

治療

疾患や状態により治療法はさまざまだが、一般的には免疫を抑える方法が治療として行われ、ステロイド免疫抑制薬が使用される。

 

引用参考文献
1)早川純子ほか.性差医学からみた自己免疫疾患.日大医誌.72(3),2013,150-153.(PDF)
2)岩田健太郎ほか.自己免疫疾患とその機序.系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学11.第14版,2016,101.(ISBN9784260021920)

執筆: 小川顕太

亀田総合病院 集中治療科フェロー

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