血液検査とは・・・
血液検査(けつえきけんさ、blood examination)とは、血液に含まれる成分を調べることで体の異常を検出する方法の一つである。
呼吸器科領域で良く行われる血液検査
血液ガス検査
血液中に含まれる酸素と二酸化炭素の量を測定する。同時に、血液のpHや重炭酸イオンの濃度、ナトリウムやカリウム濃度もわかるため、血液の酸塩基平衡の状態も把握することができる。肺胞レベルでの酸素と二酸化炭素のガス交換の状態や換気が適切に行われているかなどを評価することができる。
血算(血球計算)
血球成分の数や割合を測定する。測定する項目としては白血球数、赤血球数、血小板数、ヘモグロビン濃度などがある。炎症の有無や貧血の評価が行われる。
生化学(生化学検査)
血中に含まれる血球成分以外の成分測定を行う。炎症反応を示唆するCRPやナトリウムやカリウムなどの電解質、肝機能、腎機能などさまざまな臓器の評価が行われる。