急性副鼻腔炎とは・・・
急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん、acute sinusitis)とは、副鼻腔に発症する急性の感染症で、発症から4週間以内のもので、鼻閉、鼻漏、後鼻漏、咳嗽などの呼吸器症状や頭痛、顔面の圧迫感を伴うことがある。
起因微生物は、初期にはウイルスが多数を占める。急性副鼻腔炎の約3分の2が自然に軽快するとされており、この時期であれば鎮痛薬のみで自然軽快することが多い。
しかし、一部の人は、改善傾向だった症状が5、6日後再度悪化し、発熱を伴うことがある。この症状の再燃のことをdouble sickeningと呼ぶ。症状が1週間以上持続し、double sickeningや発熱がある場合は、細菌感染を示唆する症状であり、抗菌薬投与が必要である。