慢性腎臓病療養指導看護師とは・・・
慢性腎臓病療養指導看護師(まんせいじんぞうびょうりょうようしどうかんごし)とは、慢性腎臓病看護領域(CKD・血液透析・腹膜透析・腎移植)の看護実践において、広範囲に学習し療養を支援する実践能力を有すると認められた看護師のことである。英語表記は、DLN(Dialysis care and management of chronic kidney disease Leading Nurse)。2017年9月1日より、透析療法指導看護師から名称変更された。
日本腎不全看護学会、日本透析医学会、日本腎臓学会、日本移植学会、日本泌尿器学会、日本腹膜透析医学会の6学会合同認定の資格である。2003年度に設立された。累計認定者数は1,092人(2017年度)。5年ごとの更新が必要である。
慢性腎臓病療養指導看護師の役割(日本腎不全看護学会)
1)慢性腎臓病療養生活支援において個別的ケアの実践と評価ができる。
2)慢性腎臓病療養生活支援に関する知識と技術を持ち、安全で安楽な療養環境を提供できる。
3)患者・家族の長期療養生活を効果的に支援できる。
4)実践的モデルを示すことによって医療チームのリーダーシップを発揮する。
5)慢性腎臓病看護の質向上に主体的に取り組める。
慢性腎臓病療養指導看護師の受験資格
1)看護師免許を有する(准看護師は不可)
2)日本腎不全看護学会正会員歴3年以上
3)慢性腎臓病看護領域の実務経験3年以上
4)看護実務経験5年以上
5)慢性腎臓病看護領域の実践報告1例を提出
6)学術集会、セミナーなどで既定の単位を取得