地域医療とは・・・
地域医療(ちいきいりょう)とは、病院などの医療機関での治療やケアの枠組みにとらわれず、地域住民が安心して暮らすことができるよう、地域住民の健康を支える医療体制のことである。
医師やそのほかの医療従事者が主体となり、地域住民に対して疾病の予防や健康維持・増進のための活動を行う。現在では地域包括ケアシステムに基づき、在宅療養や地域に住む高齢者、障害者への支援活動、妊婦への保健指導や相談、子育て支援なども行われている。
課題・問題点
・医師不足(特に小児科、産婦人科、麻酔科医の不足)
・都市部の医療従事者集中
・医療機関の経営難
・各地方自治体の協力体制の違い
・地域住民の協力
現在、国・各地方自治体で地域医療促進・課題解決にむけて、政策、組織作りが進められている。
地域医療における看護師の役割
近年では、高齢化社会に伴う現象で、在宅看護など地域包括ケアシステムへのニーズも高まっている。特に過疎地域においては、地域や行政とも連携を図りながら、地域全体で住民の健康を維持・増進に努める必要がある。訪問看護や訪問診療に代表されるように、直接地域住民の生活や健康への指導に関わる看護師の役割は非常に重要とされている。