【夏の怪現象】汗をかいても食べなくても太る『夏太り』の超シンプルな解決法
暑~い季節が迫ってる! そんな今こそ夏太りにご用心。
ちょっと動いただけでどばっと汗が出てくるし、
暑さのせいで食欲も落ちて小食に…。
「夏やせ」なんていう言葉もありますし、ただ生きているだけで痩せてしまいそうな印象ですが、現代人、夏は痩せるどころか太るリスクの方が遙かに高いことをご存知ですか?
夏は太る。4人に1人が「去年の夏に太っちゃったのよ…」
株式会社オールアバウトが20~50代の男女877人に対して行ったアンケートでは、
実に25.1%が昨年の夏に体重が増加したと回答。
「減少した」という人よりも8.7ポイントも高く、
「夏やせ率 < 夏太り率」
という楽観視しがたい現実が垣間見えます。
ナゼ? 夏に太る意外な理由
1.汗をかく量が「増える」
2.食べる量が「減る」
3.基礎代謝が低下
エェ!?Σ(´Д'li|!p)p
と思ったあなた。
夏太りの解決策は、至ってシンプル。
「○○」をやめることです。
…と、解決策をお話する前に、まずは原因から、1つずつ詳しく見ていきましょう。
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1.汗をかく量が増える…どんなに汗をかいても、痩せられない理由
汗をかくとカロリーを消費していると思いがちですが、暑さで出る汗は体温調節のためのもの。水分を毛穴から出し、身体の表面を外気で冷やそうとしているだけで、実はほとんどカロリーを消費していません。おまけにちょっと動くだけで汗が出てしまうので、意識していないと夏場は運動量が減少傾向に。
いつもより動かない、けど汗ばかりはダラダラダラ~。
運動を伴わない汗は、かけばかくほど太る原因に
ここで注意したいのは、体温調節の汗はかけばかくほど太りやすくなる、ということです。人間の身体には、発汗と引き替えに失われてしまう栄養素があります。それは、脂肪の代謝を促すビタミンB1・B2・B6とミネラル。
特にビタミンB群は、水に溶けやすく身体に蓄積されにくい“水溶性ビタミン”と呼ばれ、汗や尿で簡単に流れ出てしまいます。従って、運動の伴わない汗をやみくもにかくほど、糖質・脂質・タンパク質といった栄養素を、ただの脂肪として溜め込んでしまう体質に…。
2.食べる量が減る:絶食はむしろ逆効果!? どんなに食べていなくても、ぶくぶく太る人体の謎
それなら脂肪の根本原因を断つ、と絶食ダイエットを試みるのは?
カロリーさえ採られなければ、確かにその間は多少体重は減少するでしょう。
問題は断食明け。人間の身体は飢餓状態に置かれることで、エネルギー吸収効率を最大化する働きが起こり、ほんの少量の食事を摂取しただけで普段の摂取エネルギー量を軽くオーバーしてしまいます。
つまり、食べる量にかかわらず太りやすい体質になってしまう、ということ。虎やライオンがサバンナで三日三晩飲まず食わずでも生きていられるのは、こうした作用があるためだと考えると、わかりやすいかも?
夏バテ防止だとばかりに高カロリーのものばかり食べるのが脂肪増大の原因に繋がるのは言うのでもありませんが、食べる量にかかわらず体重増加のリスクを孕むのが夏太りの恐ろしい部分です。
3.「基礎代謝の低下」
それこそが、何をやっても太ってしまう…夏太りに共通する原因
現代日本の夏は、基礎代謝が低下しやすい環境と言われています。
夏場は一日を通して温度差が少ないため、そもそも代謝を上げなくても体温調整ができてしまう時期。そこに、運動量の減少や発汗によるビタミンB不足、さらには睡眠不足とエアコン使用が自律神経の乱れを誘発します。結果、脂肪を燃焼する基礎代謝ががくんと落ちてしまうのです。
夏太りになった人の多くは「そんなに食べていないのに太った」と口を揃えて言いますが、それは栄養の偏りで代謝低下に拍車をかけているため。食欲不振でも「何か食べなくては」と、冷たい麺類やパン類ばかり摂取していると、いくら小食でも炭水化物のオンパレードに、身体の代謝が追いつかなくなってしまうのです。
同様に、冷たい清涼飲料水のがぶ飲みもイカンのは、言うまでもありません。
…って、わかっているけど、やめられないんですよねぇ。。。
じゃあどうしたらいいの? 解決策は「夏だから○○」をやめること
夏だから冷たいものを食べよう、夏だからカロリーの高いもの食べよう、夏だから湯船に浸かるのはやめよう…など。
少し不自由に感じるかもしれませんが、夏だからって特別なことをするのをやめて、他の季節と同様に過ごしてみる。
実はこれが一番の解決策です。
太らないための食事
冷たいもの、のどごしのよいものを食べたくなるのは夏バテをしているせい。
日頃からバランスの良い食事を心がけ、規則正しい生活をしていれば、代謝を落とさないばかりか夏バテにかかる悪循環も防げます。
太らないための入浴
暑い日はシャワーで済ませてしまいがちですが、半身浴でも良いので湯船に浸かるようにすると、身体の冷えや自律神経の乱れも収まり健康に。身体が内臓まで温まることで健全な発汗が促され、基礎代謝もアップします。このとき、お湯の温度を39度程度にし、冷水で首と手首を冷やしながら入るとのぼせにくくなります。
太らないための運動
運動も、日中を避けて夜や明け方の涼しい時間帯に行うと◎。運動後のドリンクも、清涼飲料水よりはお茶やお白湯がオススメです。もちろん、冷たい飲み物も、内臓を冷やさない程度になら飲んでも構いません。
大切なのは、夏だからといって生活をガラッと変えてしまうのではなく1年を通じて同じ生活をしていくこと。暑い日にも、春・秋・冬の日にしている習慣を実行できないか、その方法を探ることです。
「それが一番難しいんだよ!」という人は、最低限これだけでも
湯船に浸かることが難しい人は、足湯がオススメ。
40度前後のお湯に足首まで付けておよそ15分程度で、湯船に浸かって身体を温めたのと同等の効果があると言われています。
足先は体の中でも特に体温が低く、冷えか溜まりやすい箇所。足をしっかり暖めることで、心臓から送られた血が冷えることなく各部に行き渡ります。
食欲がないときはビタミンB群とカリウムを。
脂肪の代謝を促進するビタミンB群は、
・B1…豚肉やウナギ
・B2…レバーや納豆
・B6…ニンニク・マグロ・とうがらし
などに多く含まれます。食欲がない日には、豚しゃぶや、漬けマグロ納豆丼なんかが良さそうですね!
また、納豆にはむくみを防止するカリウムも多く含まれます。夏場は塩分と水分の過剰摂取で全身がむくみがち。カリウムは他にもアボガド・バナナ・大豆製品・にんにく・ニラなどからも採ることができますよ。
いかがでしたか?
昔は夏やせという言葉こそあれ、夏太りという言葉を耳にすることはありませんでした。エアコンの発達や、清涼飲料水の普及、食べたいものだけをすぐ食べられるコンビニ食文化の浸透など……現代人の“行きすぎた夏対策”がもたらしたものなのかもしれません。
うだるような季節、ストイックになるのも限界がありますが、以上のようなことを頭に入れておくだけでも、きっとリスクはグンと減ると思いますよ。
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