小児の検体検査の留意点
『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』(インターメディカ)より転載。一部改変。
今回は小児の検体検査の留意点について解説します。
風間 敏子
元 難病子ども支援全国ネットワーク電話相談室
小児の検体検査の留意点
- 検体の必要量を事前に把握し、過不足のないよう正確な量を採取する。
- 小児は自分の症状を言葉で十分に表現できないため、検査データが診断・治療の指標となる。
- 検査や処置などの苦痛・恐怖・不安を最小限にするため、患児や家族を支援する。
- 検体には、常在菌叢を持っているものと、無菌のものがあるため、無菌の検体を採取するときは無菌的操作で行う。
- 検体採取時は、医療従事者は手袋を着用し、感染を防止する。
- 検体採取後は、検査データを確認し、正常・異常をアセスメントする。
目次に戻る
小児の検体採取の種類
小児の検体採取は図1のように分類される。
図1 小児の検体採取の種類
目次に戻る
本連載は株式会社インターメディカの提供により掲載しています。
単行本に収録されているWeb動画は掲載していません。視聴されたい場合は、単行本をお買い求めください。
[出典] 『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』 監修 山元恵子/編著 佐々木祥子/2022年7月刊行/ インターメディカ