全身の骨はいったい何個あるの?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「骨と成長」に関するQ&Aです。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
全身の骨はいったい何個あるの?
骨の数は成長につれて少なくなっていきます。新生児の骨は約350個ですが、成人では約200個です。これは、成長の過程で骨と骨が融合するためです。
一般に男性は18歳頃、女性は15~16歳頃までに、骨の融合が完了します。融合が完了した後の骨の重量は、体重の約8%に相当します。
全身の骨は、頭蓋(ずがい)、脊柱(せきちゅう)、胸郭(きょうかく)、骨盤(こつばん)、上肢(じょうし)、下肢(かし)の6つの骨格から構成されます。
骨格とは複数の骨や軟骨が連結してつくられている骨組みのことです。骨格を中心に、筋、靱帯(じんたい)、軟骨、脂肪などが周囲を取り囲み、ヒトの体型をつくっています。
※編集部注※
当記事は、2018年1月25日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック 第2版』 (監修)山田幸宏/2023年8月刊行/ サイオ出版