基礎代謝って何?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は基礎代謝に関するQ&Aです。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
基礎代謝って何?
私たちは心身ともに安静な状態でも、心臓の拍動や呼吸、腎機能の維持、体温を一定に保つなどで、エネルギーを必要としています。目が覚めている状態で、生命を維持するために必要な最小限の熱量を基礎代謝といいます。
基礎代謝は、厳密には前日の夕食をとってから12〜18時間経過し、翌朝の朝食をとらずに静かに仰臥している状態で消費されるエネルギーを指します。
基礎代謝量は性別、体表面積、年齢などの様々な要因によって変化します(表1)。
成長期や思春期の子どもは、発育のために大量のエネルギーを必要としますので基礎代謝量は多くなります。また、高齢になるにつれて筋が萎縮するため、基礎代謝量は少なくなります。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版