【速報】今年の採点除外等は2問!合格率90.4%|第110回(2021年)看護師国家試験

2021年3月26日14時、厚生労働省は「第110回看護師国家試験」の合格発表を行いました。

 

合格率は90.4%(うち新卒は95.4%)。

 

合格基準は、必修問題は40点以上/50点満点一般問題・状況設定問題は159点以上/250点満点が合格のホーダーラインでした。

 

今回は、2問が採点除外などの対象となっています。

※採点上の取り扱いは問題によって異なるので、問題ごとの説明をご確認ください。

 

 

【速報】第110回 看護師国家試験合格発表

今年の採点除外などの問題は2問

採点除外などの対象となったのは下記2問です。

 

午前86午後114

 

 

午前 【問題86】

悪性貧血で正しいのはどれか。2つ選べ。

 

1.黄疸が生じる。
2.異食症が出現する。
3.小球性の貧血である。
4.癌の発症率が高い。
5.自己免疫機序で発症する。

 

(採点上の取扱い)

3通りの解答を正解として採点する。

(理由)

3つの選択肢が正解であるため。

 

 

午前 【問題114】

Aさん(35歳、男性)は1人暮らし。両親は他県に住んでいる。30歳のときに双極性障害と診断され、これまでに4回の入退院を繰り返している。給料をインターネットゲームの利用料金で度々使い果たし、それが原因で両親と何度も口論になったことがある。仕事では同僚とトラブルを起こすたびに転職を繰り返しており、今回も同僚と口論になり自ら退職した。Aさんは「前の職場の同僚に嫌がらせをしてやる」と母親に電話をかけ、心配した両親が一緒に精神科病院を受診した。診察室では多弁で大きな声を出し、椅子を蹴るなどの行為がみられた。医師の診察の結果、入院して治療することになった。

入院後2か月、Aさんの状態は落ち着き、退院に向けての準備が進められている。Aさんは「会社で同僚と言い合いになってこれまでも仕事を変わってきた。そのたびに調子が悪くなって、何度も入院した。家族と言い合いをしたぐらいで近所から苦情があって、嫌になって引っ越した」と看護師に訴えた。

Aさんの退院に向けて連携をとる機関はどれか。

 

1.警察
2.保健所
3.保護観察所
4.地域活動支援センター

 

(採点上の取扱い)

複数の選択肢を正解として採点する。

(理由)

複数の正解があるため。

 

以上、2問をご紹介しました。

合格された5万9769人のみなさん、おめでとうございます!

 

看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 

 

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(参考)

第107回保健師国家試験、第104回助産師国家試験及び第110回看護師国家試験の合格発表(厚生労働省)

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  2. 皮膚の消毒後は消毒液が十分乾燥するまで待って穿刺を行った
  3. 軽く泡が立つまで素早く採血管を転倒混和させた
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