直腸温とは・・・
直腸温(ちょくちょうおん、rectal temperaure;RT)とは、直腸の温度のことである。
直腸温は、肛門に体温計を挿入して計測する。通常、腋窩温や口腔温よりもやや高く測定される。外気による影響を受けにくいため、死体の検視・検案や、生命に危険を及ぼす重度の高体温・低体温の診察などに用いられる。日本の手術室で最も多く行われている体温測定方法だが、温度変化に対する反応が遅い。
体温
腋窩温:36.5~37.5℃
口腔温:腋窩温より0.4~0.5℃高い
直腸温:腋窩温より0.5~1℃高い
引用参考文献
1)看護視点で考える手術中の体温管理.月刊ナーシング.30(3),2010,94-96.