最終更新日 2019/09/30

長座位

長座位とは・・・

長座位(ちょうざい)とは、上半身を起こし両足を伸ばした状態の座位を指す。下肢の後面と臀部を基底面にしている。他の座位に比べ、重心がずれやすく、上半身が不安定になりやすい。また、持続した姿勢でいると疲労しやすい。

 

この姿勢を保つには、身体が後方に倒れないよう、股関節の屈曲に関わる大腿部の後側などの筋力が必要になる。また、上半身を自力で支えるため、腰や殿部への負担が大きい。このため、脊髄損傷や脳梗塞などによって下肢に麻痺が残る場合、初期のリハビリとして長座位の練習が用いられることがある。

 

引用参考文献
1)林静子.基本的活動の援助.系統看護学講座 基礎看護学3 基礎看護技術II.第16版,医学書院,2013,93.(ISBN9784260015790)
2)大熊雄祐.脊髄損傷者、頸髄損傷者のリハビリテーション.国リハニュース.361.国立障害者リハビリテーションセンター.

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