髄膜刺激症状とは・・・
髄膜刺激症状(ずいまくしげきしょうじょう、meningism)とは、出血や感染などで髄膜が刺激された時に出現する症状の総称である。髄膜刺激症候ともいう。
症状としては、羞明、頭痛、項部硬直、嘔吐、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候、皮膚知覚過敏などがある1)、2)。
本症状が生じる疾患には、脳炎、脳膜炎、クモ膜下出血などがあり、頭蓋内膜内圧が亢進することで発症することもある3)。
引用参考文献
1)井手隆文ほか. 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 成人看護学[7] 脳・神経. 第13版.医学書院,2012, 416p.(ISBN9784260013697)
2)医療情報科学研究所編. 病気がみえるvol.7脳・神経. メディックメディア,2011, 501p.(ISBN9784896323580)
3)永井良三ほか監.看護学大辞典.第6版,メヂカルフレンド社,2013,2400p.(ISBN9784839214784)