ケルニッヒ徴候とは・・・
ケルニッヒ徴候(けるにっひちょうこう、Kernig's sign)とは、髄膜刺激症状の一つである。
仰向け(仰臥位)の状態で下肢を曲げ伸ばししようとすると、抵抗や疼痛を感じる状態を指す。通常、両足に見られる1)。
症状を治すには、髄膜刺激症状の原因となる疾患の治療を行う必要がある。
ケルニッヒ徴候に似た症状としてラセーグ徴候が挙げられるが、坐骨神経に沿って疼痛が起こり、通常一過性である。2)
引用参考文献
1)医療情報科学研究所編. 病気がみえるvol.7脳・神経.メディックメディア,2011, 501p.(ISBN9784896323580)
2)細菌性髄膜炎の診療ガイドライン作成委員会.“細菌性髄膜炎の診療ガイドライン”.日本神経治療学会.