最終更新日 2024/09/24

マウスピース

マウスピースとは・・・

マウスピース(まうすぴーす、mouthpiece)とは、や口に装着する装置である。医療用やスポーツ用、楽器の吹き口など種類は多岐にわたる。
ここでは、医療用のマウスピースについて述べる。

 

使用する場面

内視鏡検査

中空の筒を被検者の口に挿入して開口状態に保つことで、内視鏡の挿入を容易にし、口腔内に当たったり、内視鏡が咬まれて損傷したりすることを防ぐ。

 

NPPV

NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)の陽圧換気補助機器と患者をつなぐインターフェイスの一つとして、マウスピースがある。

 

くわえたマウスピースから自発呼吸の代わりか自発呼吸の不足分の空気を、人口呼吸器より送り込まれる。この場合、経口・経気管チューブや気管切開チューブと比較して、口唇からの空気の漏れ(リーク)が大きくなるため、1回換気量は多めに設定する必要がある。

 

マウスピース以外のインターフェイスの種類としては、鼻プラグ、口鼻マスク、ヘルメットマスクなど多岐にわたる。

その他

歯科医療においては、歯列矯正に用いられる。

 

また、睡眠時無呼吸症候群の治療にも使用される。尚、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療としては、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)の優位性が示されているが、何らかの理由で口腔内装置(マウスピース)治療を選択する場合がある1)

 

引用参考文献

1)日本睡眠歯科学会 口腔内装置診療ガイドラインワーキンググループ.閉塞性睡眠時無呼吸に対する口腔内装置に関する診療ガイドライン(装置の作製に関するテクニカルアプレイザル: 2020 年版).(2024年9月閲覧)

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