アスピリンとは・・・
アスピリン(あすぴりん、aspirin)とは、サリチル酸の誘導体であるアセチルサリチル酸のことである。
役割
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)に分類され、プロスタグランジンの産生を抑制するため、世界的に主に解熱鎮痛剤として用いられている。また、抗血小板作用もあるため、抗血小板薬としても用いられる。
副作用
抗血小板薬としても用いられるため、代表的な副作用に出血傾向がある。また、喘息発作の原因になることもある(アスピリン喘息)。
禁忌
アスピリン喘息の患者には喘息を誘発するため禁忌である。また、発熱患者への投与、特にインフルエンザや水痘罹患児への投与は、ライ症候群との関連が報告されており、慎重な判断を要する。