最終更新日 2018/07/03

はやり目

はやり目とは・・・

はやり目(はやりめ、epidemic keratoconjunctivitis)とは、流行性角結膜炎の俗語、アデノウイルス(8型、19型、37型、54型など)によって生じる角結膜炎である。症状としては、強い充血・眼脂・眼痛が現れ、介付近や頸部のリンパ節の腫大を伴うことがある。

 

潜伏期は約1週間から10日前後とされ、当初は片目だけ発症し、数日中に残りの眼にも症状が出現することが多い。発症してから約1週間後に症状はピークとなり、その後徐々に改善するが、炎症が強い場合には角膜の混濁が残ることがある。基本的には自然治癒を待つことになるが、角膜混濁がある場合には、副腎皮質ステロイド薬の点眼薬を使用することがある。

 

『学校保健安全法』では、医師が感染の恐れがなくなるまで出席停止とされているが明確な基準はない。

執筆: 桑原佑典

東京都立墨東病院 救命救急センター

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