ジェンナーとは・・・
エドワード・ジェンナー(Edward Jenner、1749~1823年)は、イギリスの医師であり、天然痘に対するワクチンである種痘を開発した。免疫学の父ともいわれる。
ジェンナーは、牛が感染する牛痘に感染した人間は天然痘に感染しないことから、牛痘に罹患した患者の発疹内に含まれる膿を少年へ接種し、その後、少年に天然痘の膿を接種しても天然痘を発症しないことを発見した。当初、ジェンナーの発見に対して世間の反応は否定的であったが、次第に受け入れられ、世界中へ広まった。
ジェンナーの功績もあり、天然痘は1980年にWHOにて世界根絶宣言がなされた。種痘はすべてのワクチンの原点であり、一つの感染症を根絶させた最初の例となった。