残尿とは・・・
残尿(ざんにょう、residual urine)とは、排尿直後に膀胱内に残っている尿のことを指す。
残尿を計測することで、排尿障害の程度を評価することができる。残尿測定には、排尿後に超音波診断装置で膀胱径を測定して予測する方法がよく行われる。一般に、残尿量は男女ともに50mL以下とされ、残尿量が50mLを超えると残尿と診断される。正確には、排尿後に導尿して出る尿量を量ると残尿量を調べることができる。
また、残尿感という症状もあり、前立腺肥大症、神経因性膀胱、尿道狭窄などにより排尿後もまだ残っている感じや、またすぐに排尿したい感じがすることを指す。残尿感は残尿が実際に残っている場合もあるが、膀胱内に炎症があると感じるものでもあり、残尿量と関係がないこともある。