オキシトシンとは・・・
オキシトシン(おきしとしん、oxytocin)とは、下垂体後葉から分泌されるホルモンである。
作用
オキシトシンは産褥婦において、乳児が乳頭を吸引する刺激によって、分泌が促進される。その際、オキシトシンは乳腺腺房の平滑筋を収縮させるため、乳汁が乳管へ放出され、射乳がおこる。これを射乳作用という。
また、オキシトシンは子宮筋へも作用する。子宮平滑筋を収縮させることで、出産時は陣痛をおこして分娩を促し、出産後は子宮の回復を促進する(子宮復古)。
引用参考文献
1)秋澤忠男ほか.オキシトシン.南山堂医学大辞典.第20版,南山堂,2015,286.(ISBN9784525010805)
2)岩﨑泰正.視床下部-下垂体疾患.病気がみえるvol.3 糖尿病・代謝・内分泌.第4版,メディックメディア,2015,200.(ISBN9784896325430)