トレンデレンブルグ体位とは・・・
トレンデレンブルグ体位(とれんでれんぶるぐたいい、Trendelenburg position)とは、仰向けで頭部より下半身を高く保つ体位のことである。「骨盤高位」とも言われる。トレンデレンブルグという名称は、ドイツの外科医に由来する。
静脈還流を増加させて血圧を上昇させる目的から、ショック時に取らせることもある。
産科において、妊婦の分娩中、胎児より先に臍帯(さいたい=へその緒)が下がってきてしまう臍帯下垂から臍帯脱出が起きると、胎児への酸素量が減り胎児機能不全を招く可能性が高い。そのため、子宮口が全開大になるまで臍帯脱出を防ぐ目的で行われることがある。
引用参考文献
1)医療情報科学研究所編.金山尚裕監.臍帯の異常.病気がみえるvol.10 産科.第3版,メディックメディア,2015,p291.(ISBN 9784896324631)