静脈還流とは・・・
静脈還流(じょうみゃくかんりゅう)とは、心臓から出た血液が動脈を通って体中に行き渡った後に、静脈を通って心臓に戻ることである。
静脈還流には、心臓の拡張による吸引、胸腔内圧の変化、下肢骨格筋のポンプ作用、静脈弁による逆流防止が関係している。静脈還流は、吸気時に胸腔内が陰圧になることで増加する。
静脈弁の働きが悪くなって血液の循環が鈍ると、血栓などができる原因となる(静脈還流障害)。
引用参考文献
1)井上博.生理.病気がみえる vol.2 循環器.第3版,メディックメディア,2015,12.(ISBN9784896323436)