光接触皮膚炎とは・・・
光接触皮膚炎(ひかりせっしょくひふえん)とは、特定の化学物質と紫外線が反応して、皮膚に現れるアレルギー反応のことである。光毒性と光アレルギー(感作)性の大きく2つに分類される。
光接触皮膚炎の種類
光毒性
ソラレン、アントラセン、タールのほか、イチジク、モクレンなどの植物由来物質の光毒性によって生じる。光線照射後、すぐに生じる蕁麻疹や灼熱感などの症状と、数時間から数日後に生じる日光皮膚炎様反応とがある。
光アレルギー(感作)性
サルファ剤、クロルプロマジンなどの薬剤やハロゲン化フェノールなどの殺虫防止剤などがある。掻痒感が強く湿疹の症状が見られる。
治療
遮光をする。皮膚炎を発症した場合は、ステロイド外用薬を塗布する。
引用参考文献
1)渡辺晋一ほか.疾患の理解.系統看護学講座 成人看護学12 皮膚.第14版,医学書院,2016,113-114.(ISBN9784260021715)