つらい疲れを溜めないための栄養素とは?|サプリナースの救急室【3】

ちょっとしたカラダの不調を改善させて、もっと元気に毎日を過ごしたい!

家事や子育て、仕事やスキルアップに・・・毎日がんばるナースに効くサプリを、“サプリナース”及川由美子さんに伝授してもらいます。


 

Vol.3 朝起きられない・・・つらい疲れを溜めないための栄養素とは?

 

昨日の疲れが寝てもぜんぜん取れなくて、朝起きれません。目覚ましが鳴っても無意識にとめちゃって、マジで怖い!すっきり起きられるように疲れを溜めないようにしたいです。

(23歳・大学病院勤務) 

 

看護師専用Webマガジン ステキナース研究所 | サプリナースの救急室3 つらい疲れを溜めないための栄養素とは?

 

食事でエネルギーup!

疲れの原因や身体の状態によって補うべき栄養素は変わってきます。今回は身体の状態を理解するのに、東洋医学の考え方を役立ててみようと思います。

 

まず、漢方で私たちのエネルギーの源とされているのが「気」です。

この「気」が過労や精神的なストレスによって不足すると、心身ともに疲れやすくなってしまいます。このようなときは、夜になるにつれ身体が重くなったり、めまいを感じたりすることがあります。このタイプは「気虚」の状態と言います。

 

一方、休息は取れているはずなのに身体がだるい、食欲がなく下痢気味だったりむくみやすかったりするタイプは「水滞」の状態と言います。

 

いずれのタイプも消化吸収機能が低下している状態のため、脂っこいものや甘いものは控え腹八分目を心がけてください。

疲れが取れないときは「気」を補う山芋やサツマイモ、とうもろこしなどを摂るようにしましょう。気虚タイプにも水滞タイプにもお勧めなのははと麦で、肌トラブルの改善や風邪などの感染対策にも役立ちます。 

 

ビタミンB群やビタミンC、コエンザイムQ10がお勧め

ビタミンB1が不足すると乳酸などの疲労物質が溜まるため、疲れやすくなったりむくみや食欲不振などの症状が現れることがあります。

ビタミンB群は相補的な働き方をするため、単独ではなく「群」で摂取することが推奨されています。

 

人は日中受けたダメージを夜寝ている時に解消していきますが、そこで副腎が必要とするのがビタミンC。

水溶性ビタミンであり体外への排出も早いので1日3回摂取していただいても問題ありませんが、もし1日1回摂取するとしたら夜寝る前がお勧めです。

 

コエンザイムQ10は体内のエネルギー源であるATPを産生するために必要な補酵素の一つ。年齢とともに減少していくため、「以前より疲れやすくなったかも」と感じた方は積極的に取り入れていただくことをお勧めいたします。

 

食品から摂るなら・・・

ビタミンB1を多く含む食品は豚肉やレバー、魚介類、豆類、玄米などです。

ビタミンCを多く含む食品はアセロラやイチゴ、ミカンなどの果物やブロッコリー、ほうれん草などの野菜です。

コエンザイムQ10を多く含むのはレバーや青魚、豆類、緑黄色野菜などです。

 

身体の声を聞きながら疲れに対処していきましょう!

 


【及川由美子】看護師、保健師、JNFサプリメントアドバイザー

Repas et Sante(ルパエサンテ)代表 http://www.repas-et-sante.jp/

婦人科クリニックで女性医療に携わる傍ら、生活習慣のカウンセリング及びサプリメントのコーディネートを行い、疾病予防と健康増進のために活動中。

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