注意が必要な薬剤と食品の組み合わせ(小児)

『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』(インターメディカ)より転載。一部改変。

今回は注意が必要な薬剤と食品の組み合わせについて解説します。

 

 

山元恵子
富山福祉短期大学看護学科長

 

注意が必要な薬剤と食品の組み合わせは、表1~表4のとおり。

 

表1 注意する必要がある食品と薬剤

注意する必要がある食品と薬剤

 

表2 酸性飲料、食品との混合に注意を要する薬剤(酸性でコーティングが剥がれ、苦味が出たり、含量が低下するなど)

酸性飲料、食品との混合に注意を要する薬剤(酸性でコーティングが剥がれ、苦味が出たり、含量が低下するなど)

酸性飲料:オレンジなどの柑橘系ジュース、スポーツドリンク、乳酸菌飲料、ヨーグルトなど(ジュースなどの清涼飲料水はpH の低いものが多い)。

 

表3 粉ミルク、牛乳、乳製品との混合に注意する薬剤(牛乳に含まれるCaとキレートを形成して吸収が悪くなるなど)

粉ミルク、牛乳、乳製品との混合に注意する薬剤(牛乳に含まれるCaとキレートを形成して吸収が悪くなるなど)

 

表4 ジスロマック®細粒と飲みやすくする食品

ジスロマック®細粒と飲みやすくする食品

抗生物質「ジスロマック®」は、1日1回3日間、確実に服用させる必要がある。 味の相性がよい食品と組み合わせると、スムーズに服用できる。

 

 

 


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[出典] 『新訂第2版 写真でわかる小児看護技術 アドバンス』 監修 山元恵子/編著 佐々木祥子/2022年7月刊行/ インターメディカ

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