大動脈弁疾患の外科的治療

『本当に大切なことが1冊でわかる循環器』(照林社)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は大動脈弁疾患の治療法について解説します。

 

早田真治
新東京病院看護部

 

大動脈弁疾患はどんな治療を行う?

大動脈弁疾患には、大動脈弁狭窄症(AS)大動脈弁閉鎖不全症(AR)があります。

 

大動脈弁狭窄症の外科的治療には、大動脈弁置換術aortic valve replacement;AVR)があります(表1)。現在では、経皮的大動脈弁形成術(PTAV)経カテーテル大動脈弁植込み術(TAVI)などの低侵襲手術も行われています。

 

大動脈弁閉鎖不全症の外科的治療には、大動脈弁置換術と大動脈弁形成術があります。

 

表1大動脈弁疾患の外科的治療の特徴

大動脈弁疾患の外科的治療の特徴

※1 心事故 心臓死(致死性心筋梗塞、心臓突然死、心不全死)、非致死性心筋梗塞のこと。

 

大動脈弁疾患で弁輪が拡大し、上行大動脈まで変化が及ぶ場合は、ベントール手術を行う場合があります(図1)。

 

図1ベントール手術

ベントール手術


文献

 


本連載は株式会社照林社の提供により掲載しています。

 

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[出典] 『本当に大切なことが1冊でわかる 循環器 第2版』 編集/新東京病院看護部/2020年2月刊行/ 照林社

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