点眼薬の容器が患部に触れないようにするのはなぜ?|点眼

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は点眼薬の容器に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

点眼薬の容器が患部に触れないようにするのはなぜ?

点眼薬の汚染を防ぐためです。

 

患部はもちろん、睫毛(しょうもう)や眼瞼にも触れないように注意します。看護師は点眼前に必ず手洗いを行わなければならないことを熟知していますが、患者は不潔な状態のまま点眼することもありえます。点眼前には手洗いを行い、容器の先端に手で触れないように指導する必要があります。

 

点眼薬は成分が変質しやすいので、直射日光や高温を避け、冷蔵庫や冷暗所で保管します。また、ラベルに記されている有効期限の確認も必ず行います。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

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