採血を行うのはなぜ?|採血

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は採血に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

採血を行うのはなぜ?

患者の静脈血を採血する目的は、①疾病の診断や治療方針の資料にするため、②病状の経過や状態を知ることで治療効果の判定材料にするため、③看護活動などの資料にするため—などです。

 

採血によって採取された血液は、血液学的、生化学的、血清学的、微生物学的に検査を行います。

 

採血を実施する時のポイントは、食事や運動など測定値に変動を与える因子をできるだけ取り除き、血管を怒張(どちょう)させて溶血させないようにすることです。

 

患者の負担をできるだけ少なくするために、1 回で成功させる技術を身につける必要があります。

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護ケアトップへ