気管チューブの挿入経路と適応は?
『人工呼吸ケアのすべてがわかる本』(照林社)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は「気管チューブの挿入経路と適応」に関するQ&Aです。
露木菜緒
一般社団法人Critical Care Research Institute(CCRI)
気管チューブの挿入経路と適応は?
挿入経路は、経口挿管、経鼻挿管、気管切開の3種類です。緊急時の第一選択は経口挿管、開口できない患者は経鼻挿管、挿管が長期にわたる場合や上気道閉塞のある患者は気管切開となります。
〈目次〉
気管チューブの挿入経路
気管チューブの挿入経路は、以下の3種類である(図1)。
気管挿管の適応
緊急時の第一選択は、経口挿管である。
口腔領域の外傷や頭頸部がんなどにより、開口操作や口腔を経由することができない場合は、経鼻挿管が行われる。
上気道が閉塞した場合、長期人工呼吸が必要な場合は気管切開が行われる。
本記事は株式会社照林社の提供により掲載しています。
[出典] 『新・人工呼吸ケアのすべてがわかる本』 (編集)道又元裕/2016年1月刊行/ 照林社