神経はどのように結びついているの?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「神経細胞」に関するQ&Aです。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
神経はどのように結びついているの?
神経細胞はニューロンともいわれ、四方八方に枝(樹状突起)〔じゅじょうとっき〕を伸ばした格好をしています。神経細胞は身体の決まった場所を走行しています。神経細胞は細胞体と細胞体から伸びた樹状突起(神経線維)で構成されています。樹状突起のうち1本だけは特に長く延びており、これを軸索(じくさく)といいます。
1個の神経細胞と、もう1個別の神経細胞とは、この樹状突起や軸索が接合することで、情報の伝達をします。この接合部位をシナプスといいます。
また、この軸索は最終的には感覚受容器につながったり、神経終板を形成して効果器につながっています。神経細胞の形態的特性からも分かるように、神経線維は身体のあらゆるところに張り巡らされていることになります。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版