神経はどのように結びついているの?
『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「神経細胞」に関するQ&Aです。
山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長
神経はどのように結びついているの?
神経細胞(ニューロン)は、多数の枝(樹状突起<じゅじょうとっき>)を伸ばした格好をしています。神経細胞は身体の決まった場所を走行しています。神経細胞は細胞体と細胞体から伸びた樹状突起(神経線維)で構成されています。樹状突起のうち1本だけは長く延びており、これを軸索(じくさく)といいます。
1個の神経細胞と、もう1個別の神経細胞とは、この軸索が接合することで、情報の伝達をします。この接合部位をシナプスといいます。
また、この軸索は最終的には感覚受容器につながったり、神経終板(しんけいしゅうばん)を形成して効果器につながっています。神経細胞の形態的特性からもわかるように、神経線維は身体のあらゆるところに張り巡らされています。
※編集部注※
当記事は、2017年12月21日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。
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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック 第2版』 (監修)山田幸宏/2023年8月刊行/ サイオ出版