末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「伝導路」に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

末梢神経から中枢神経へはどのように情報を伝えるの?

末梢神経からの情報(電気信号)は、その情報の種類(どの感覚受容器が受け取った情報か)により、決まった神経細胞までたどり着きます(中枢神経の玄関口です)。そこから先は、やはり中枢神経の決まった経路を通り、さらに上位の中枢へと進んでいきます。

 

この中枢のなかの信号の通り道を伝導路といいます。

 

伝導路を情報が進む方法は、基本的には末梢神経のときと同様、電気信号として進んでいきますが、情報によって伝導路が異なります。

 

伝導路には、上行性伝導路(じょうこうせいでんろ)下行性伝導路(かこうせいでんろ)があります。上行性伝導路は外界から来た情報の通り道で、より下行性伝導路は中枢からの指令の通り道になります。

 

下行性伝導路には錐体路(すいたいろ)と錐体外路(すいたいがいろ)があります(「運動神経はどこを通っているの?」参照)。

 

※編集部注※

当記事は、2017年12月28日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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