脊髄と脊椎はどう違うの?

『からだの正常・異常ガイドブック』より転載。
今回は「脊髄と脊椎」に関するQ&Aです。

 

山田幸宏
昭和伊南総合病院健診センター長

 

脊髄と脊椎はどう違うの?

脊髄は脳とともに中枢神経系を形成する器官です(図1)。太さ約1.0cm、長さ約40cmで円柱状をしている神経の束です。

 

図1脊髄と脊椎

脊髄と脊椎

 

脊髄には、から送られる指令を伝える経路(下行性伝導路)と、身体の各部から脳に送る情報を伝える経路(上行性伝導路)があります。

 

脊髄を守るようなかたちで取り囲んでいるのが脊椎(せきつい)です。脊椎は、一般には背骨といわれています。脊髄を保護するとともに、姿勢を保持する役目も果たしています。

 

※編集部注※

当記事は、2017年12月11日に公開した記事を、第2版の内容に合わせ、更新したものです。

 

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本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護のためのからだの正常・異常ガイドブック』 (監修)山田幸宏/2016年2月刊行/ サイオ出版

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