「細かいルールがわからなくて不安…」という看護師さんのために、履歴書の職歴欄の書き方を紹介します。

目次

CHECK

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履歴書の職歴の書き方

学歴・職歴欄の記入例の画像

職歴を書くときのポイント5つ

【職歴の書き方ポイント5つ】1:西暦か和暦か統一する。2:学歴は高校卒業から書く。3:病院名・部署名は略さず書く。4:「一身上の都合により退職」と書く。5:最終行に「以上」と書く。

1履歴書全体で西暦か和暦かを統一

履歴書全体で西暦か和暦かを統一しましょう。統一されていれば西暦でも和暦でも問題ありません。

一方、「昭和=S」と頭文字だけ書いたり、卒業と入学が同じ年だからといって「〃」で省略してしまったりするのはNGです。

2学歴は高校卒業から記入

履歴書の学歴は高校卒業から記入します。学歴をどこから書くか、明確な決まりはありませんが、基本的には義務教育以降の経歴を書きます。

西暦・和暦早見表

3病院名・部署名は略さず正式名称で記入

病院名・部署名は略さず正式名称で書きましょう。もし長くなってしまう場合、二段に分けて記載しても問題ありません。その場合、キリのいいところで区切り、中途半端につなげることがないように注意しましょう。

職歴欄の記入例の画像

また、部署名の書き方に関しては、以下のどちらでもOKです。

  • 医療法人◯◯会 ◯◯病院 循環器内科病棟 入職
  • 医療法人◯◯会 ◯◯病院 入職(循環器内科病棟)

4「一身上の都合により退職」と書く

退職した場合、「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。もし一行に収まらない場合には単に「退職」としてもかまいません。

個人的な事情によって退職する場合はすべて「一身上の都合により退職」が使えます。

ただし、病院側のやむを得ない事情(病院や施設の縮小・閉鎖など)で退職となった場合は「病院都合により退職」と書きましょう。

5現在の状態を最終行に書いて「以上」と記入

職歴欄は現在の状態を最終行に書き、「以上」で締めます

現在の状態の書き方としては、退職しているかどうかで2つのパターンがあります。

  • まだ退職していないとき

職歴欄の記入例の画像

  • すでに退職しているとき

職歴欄の記入例の画像

 

Point!

看護roo!にはスマホやPCで完結できる履歴書作成機能があります。

看護師さん専用なので職歴欄も画面に沿って入力するだけで、書き方の心配も不要です。これから履歴書を作成する方は、ぜひ活用してみてください。

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職歴が書ききれないときの対処法3つ

履歴書にはすべての職歴を記入しなければなりませんが、「職歴が多くて書ききれない…」という方も多いはず。そんなときの対処法を3つ紹介します。

【職歴が書ききれないときの対処法3つ】1:1つの職歴につき一行で書く。2:別の紙に書く。3:職歴欄の大きい履歴書を使う。

1職歴を1病院につき1行におさめる

職歴欄の記入例の画像

どうしても職歴欄のスペースが足りない場合は、入職と退職の情報を一行にまとめて書きましょう。退職の日付を書くのも忘れずに。

2「別紙参照」「職務経歴書参照」として別の紙に書く

職歴欄の記入例の画像

履歴書の職歴欄におさまらない場合、履歴書には職歴を何も書かずに「詳細は、別紙(職務経歴書)をご参照ください」と書きましょう。

職歴は必ずしも履歴書一枚に収めなければいけないものではなく、やむを得ない場合は、別紙や職務経歴書に書いても構いません。職歴はきちんとすべて書くことが重要です。

キャリアアドバイザー

採用担当者が読みやすくなるよう、別紙や職務経歴書に書く場合でも、履歴書の職歴欄と同じ形式で書くようにしましょう。

3職歴欄の多い履歴書を使う

「職歴が書ききれないかも…」と思ったら、職歴欄の多い履歴書を選ぶのもひとつの手です。

履歴書にはさまざまな種類があるので、自分の経歴や目的に合ったものを選択すると、空白が目立たず、印象のよいものに仕上がります。

こんなときどうする?職歴の書き方Q&A

人によって職歴はさまざまで、「この場合、どうやって書いたらいいの?」と迷ってしまう方も多いはず。

そんな看護師さんのために場面別のQ&Aを作成しました。

書きたくない職歴がある

在籍期間や雇用形態に関わらず、履歴書にはすべての経歴を書くべきです。履歴書に書かなかったところで、社会保険の加入状況等から過去に在籍していた病院はわかってしまいます。

経歴を隠したり面接で嘘をついたりすると、入職後のトラブルにもなりかねませんので、職歴はすべて記入するようにしましょう。

部署異動や病棟異動の職歴がある

職歴欄の記入例の画像

同一病院内における部署異動、病棟移動も重要な情報ですので、書き漏れがないよう職歴欄に記載しましょう。また、法人内異動をした場合、以下のように記載しましょう。

◯◯大学総合医療センターから異動で◯◯大学病院

働いていた職場の病院名が変わった

職歴欄の記入例の画像

働いていた職場の病院名が変わった場合、

  • 入職の行には「入職時の病院名(現在の病院名)」
  • 退職の行には現在の病院名のみ

を記載しましょう。

看護師以外の職歴がある

職歴欄の記入例の画像

看護師以外の職歴がある場合は、職種をカッコ書きで添えます(「事務職として」「営業職として」「販売職として」など)。

面接官にとって、看護職以外の職歴も重要な情報となります。

また、看護師以外の社会人歴をはさんで看護師になった場合、学歴と職歴を混ぜて書かず、以下のように学歴は学歴、職歴は職歴でまとめて書くようにしましょう

職歴欄の記入例の画像

パート・派遣・アルバイトの職歴がある

  1. パートの職歴

    職歴欄の記入例の画像

    パートの職歴は「入職」の後に「パートタイム」とカッコ書きで添えましょう。それ以外は通常の記載方法と同じです。

  2. 派遣の職歴

    職歴欄の記入例の画像

    派遣の職歴は「登録していた派遣会社」と「派遣されて働いた施設」の両方を記載します。派遣されて働いた施設が複数ある場合、書き漏れがないようにしましょう。

  3. アルバイトの職歴

    職歴欄の記入例の画像

    大学・専門学校卒業後、病院で看護師としてアルバイトをしていた経験があれば、それも職歴として記載する必要があります。「入職」の後にカッコ書きで添えましょう。なお、学生時代のアルバイトは書く必要はありません。

病気や怪我、子育てなど、ブランクがある

病気や子育てでブランクがあっても、履歴書の職歴にブランクの理由を書く必要はありません。職歴欄はあくまで職歴のみを書きましょう。

キャリアアドバイザー

「理由を書いておかないと、勝手にマイナスイメージを持たれてしまうのでは…」と不安に思う人もいるかもしれません。

しかし、たいていは面接時に「ブランクがあるのはどうしてですか?」と面接官から聞いてくれます。

聞かれたときにしっかりとブランクの理由を説明できるようにしておきましょう

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