夢を叶えるか、今の職場で働き続けるか…どっちがいいの?|看護師のキャリア・転職お悩みQ&A(2)

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お答えするのは…

看護roo! キャリアアドバイザーヒロタ

盲腸で病院に運ばれ、看護師さんにお世話になった経験からキャリアアドバイザーを志す。趣味は旅行。

 

夢か、今の職場か…どっちに進むべき?

今回のお悩み(ICU・4年目)

もともと救急看護師になることが夢でしたが、初期配属でICUになりました。

業務も一通りこなせるようになり、人間関係もいいため、やりがいは感じているのですが、ときどき「救急看護師になりたい」という夢が頭をよぎります。

夢を叶えるために一歩踏み出すか、いまの職場で働き続けるべきか…どっちがいいのでしょうか?

キャリアアドバイザー・ヒロタ

救急看護師になりたかった理由を整理してみましょう!

専門的な看護技術や対応など、今の職場で学べないことがあるのであれば、異動や転職をするのはひとつの選択です。

 

キャリアに迷うのは「もっと幅を広げたい気持ち」があるからこそ

看護師としての明確な夢ややりたいことがあるのは素敵ですね!

 

相談者さんが自分の夢にあらためて向き合うべきか迷っているのは、この4年間でしっかりと経験を積み、これからもっと業務やスキルの幅を広げたいという気持ちが生まれているからこそ、なんだろうなと感じました。

 

一方で、新卒から真剣に取り組んできたICUの業務にもやりがいがあり、職場環境もいいとなれば、そう簡単に思い切るのは難しいですよね。

 

「救急に向いているのかは分からないし、このままICUで頑張るほうがいいのかも…?」と迷う気持ちも、よく分かります。

 

「なりたい理由」を改めて言語化してみましょう

夢を叶えるか、いまの職場で続けるか迷っているとのことですが、相談者さんが「救急看護師になりたい」と思ったのは、どんな理由でしたか?

 

あらためて言葉にしてみることで、本当にやりたいことやなりたい姿が見えてくることがあります。

 

救急看護師になりたかった理由が、例えば「救命処置や初療の最前線で活躍したい」といったことであれば、たしかにICUのままでは実現は難しいと言えそうです。

 

ですが、「急性期で幅広い疾患・病態を看れるようになりたい」「緊急度の高い現場で迅速な対応ができる看護師になりたい」ということであれば、救急の現場だけではなくICUでも引き続き、やりがいをもって仕事に打ち込めそうと思えるかもしれません。

 

目の前のことに打ち込むのも選択肢の一つ

もちろん、その職場や働き方が自分に合うかどうかは、実際に経験してみないとわからないこともありますよね。

 

憧れていた仕事に就いたものの、実際に経験してみると「想像よりも大変だった…」という話は、看護師の仕事に限らず、よく聞くものです。

 

救急看護師になりたい理由を自分の中で捉え直してみて、それでも挑戦したいと思えたら、きっと納得して異動や転職に踏み出せるでしょう。一方、まだ気持ちがはっきりしないのであれば、ひとまず今はICUでの業務に打ち込むのもひとつだと思います.

 

初療を担う「救急」と、その後の状態管理を行う「ICU」は、ともに急な事故や疾患で生命に関わる状態の患者さんをケアする領域。もしも今はICUで続ける選択をしたとしても、そこで積み重ねた知識や経験は、いずれ「やっぱり救急看護師になりたい」という気持ちが強くなったときにも必ず役に立つと思います。

 

納得のいく決断ができるように、急がずじっくり夢に向き合ってみてくださいね。

 

看護roo!編集部 柴田栞

 

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