自分や同期の悪口を言われてモヤモヤ｜看護師かげと白石の今週のモヤッと（48）

この連載では、総合病院で働く看護師のかげと中堅看護師の白石が、読者から寄せられた「看護の現場で感じるモヤモヤ」にお答えします。

 

みんなの「モヤッと」が「ピカッと」に変わりますように！

 

連載：看護師かげと白石の今週のモヤッと

Vol.48 自分や同期の悪口を言われてモヤモヤ

 

今回は看護師1年目の方からのお悩みです。

 

 

人の悪口を聞くと、ツラい気持ちになるね。

 

そうだね、これはしんどいと思う…。

 

一番はその人が悪口やめてくれたらいいんだけど、人に変わってもらうのって難しいからね…。

 

どうすればいいか、いろいろ考えてみよう。

 

 

自分を大切にしてくれない人と、必要以上に関わらなくてもいい

せっかくの同い年の同期だから、最初は相談者さんも仲良くなりたかったかもしれない。

でもその人は、相談者さんのことを大切には思ってくれてないみたい。

 

だから、そういう人とは必要以上に関わるの、やめちゃってもいいと思うんだ。

 

そうだね。

そもそも「同い年の同期」でも、合わない人は合わないよね。

 

うん。

残念だけど、こういう人のことはなるべく気にしないように意識したほうがいいと思う。

 

今の相談者さんは、同期のことで頭がいっぱいになっちゃってるのかもしれない。

 

その状態から抜け出さないと、しんどい気持ちは今後も続いちゃうんじゃないかな…。

 

たしかに。

 

とはいえ職場では一緒に仕事をしないといけないから、まったく関わらないってわけにはいかないよね。

 

だから人間関係って難しいし、悩みは尽きないワケだけど（笑）。

 

ほんとにね！

 

 

同期と適切な距離を取ろう

ということで、同期との距離の見直し方を具体的に考えてみよう！

 

今の相談者さんは同期のことをかなり気にしてしまっていて、無意識のうちに距離感が近くなっているんじゃないかな。

 

そうだね。

たとえば、公私共に必要以上に関わらないように、自分からは相手に近づかないようにするとか。

 

そうするだけで、悪口を聞く機会も、相手のことが気になっちゃうことも少なくなると思うんだよね。
まずは自分の心を守ること、自己防衛！

 

なるほど！

特に、その人のSNSはもう確認しないほうがいいかもしれないね。

その人がSNSで何を発信してるかとか、そこまで知らなくてもいいんじゃないかな。

 

僕もそう思う。

「距離を取ったら、もっと悪口を言われるんじゃないか」とか気になるかもしれないけど、そこまでいったら業務にも支障が出てくると思うんだよね。

 

そうなったときは、「先輩や上司に事情を相談して対処してもらおう」っていうくらいの気持ちでもいいんじゃないかな？
 

うんうん。
心の持ちようみたいなところあるけど、本当に仕事で困ったときは先輩や上司に相談して、悪口は適当にスルーするスキルがつくといいよね。

 

最初は難しいと思うけど、同期との付き合い方を考え直してみながら、ちょうどいい距離を取っていけるといいね。

 

 

悪口をあまり聞かないように工夫する

でも、どうしても話を振られて、悪口を聞かされちゃう状況ってあるよね。
かげさんだったら、こんな時どうする？

 

僕なら、

「ふーん。あ、話変わるんだけどさ…」

 

って話題を変えたり、

 

「もうその話は終わりにして、チョコ食べようよ！」

 

って話を中断したりして、悪口をあまり聞かないように工夫するかな。
ずっと聞いているのもしんどいと思うし。

 

そうだね、悪口が始まったらさらっと話を変えることで、「私は悪口は聞きませんよ」と意思表示できるのがいいかもね。

 

相手に遠慮して悪口を聞いていると、自分がどんどん精神的に疲れてしまうと思う。

そうならないように、自分のメンタルを自分で守れるようになるといいよね。

 

うんうん。
それが難しい時は、心を無にする感覚で、軽く聞き流すのも一つの手だよね。

 

それもアリだね！

同期としてこれまで通り仕事では助け合って働きつつ、自分までツラくならないように適切な距離を取ってみてください。

 

 

 

 

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イラスト/かげ

編集/木村さちこ（看護roo!編集部）