「今の病院、辞めたい」と感じる看護師アンケートの納得すぎる結果|看護roo!ニュース

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看護師として働いていれば、

 

「このまま今の病院で仕事を続けていいのかな」

「この病院を辞めて転職したい」

 

という気持ちが湧いてくるときがあるもの。

 

「今の病院、辞めたい」と考える看護師はどんなところに不満を感じているのか、日本看護協会の調査結果から見てみましょう。

 

20代ナースの半数「今の病院を辞めることを考えている」

まずは、どのくらいの病院ナースが「辞めること」を意識しているのでしょうか?

 

今回の調査では、20代ナースは半数以上の人が「今の勤務先からの離職を考えている」という結果でした。

 

今の病院からの離職を考えている人の年代別割合グラフ。今の病院からの離職を考えているのは20代56.4%、30代47.3%、40代38.5%、50代33.2%。全体平均は44.9%

 

離職を考えている人の割合は、年齢が上がるほど少なくなっています。

 

20代ナースは「ほかの病院も経験してみたい」「新しい環境でキャリアアップしたい」という気持ちが強い年代。さらに、結婚や出産などのライフプランも意識し始める時期でもあり、「より良い職場」を求める傾向が読み取れます。

 

辞めずに働き続けるための3大条件とは

調査では、そんな「離職を考えている」看護師さんに、今の病院を辞めずに働き続けるために必要な条件を聞いています。

 

その結果はこちら。

離職を考えるナースが回答した「今の病院で働き続けるために必要な条件」の表。1位:仕事に見合った給料(43.9%)、2位:残業が少ない(24.1%)、3位:有休が取りやすい(18.3%)

 

今の勤務先からの離職を考えているナースは、

 

  • 忙しさや大変さの割に給料が低い
  • 残業が多い
  • 休みが少ない

 

といった不満を感じていて「これが改善されれば今の病院で働き続けられる」と考えていることがわかります。

 

逆に言えば、

 

「病院が看護師の退職を引き留めるには、

給料・残業・休みを中心とした勤務環境の改善が必要ですよ」

 

ということ。当然といえば当然すぎる結果です。

 

看護師が定着する病院になるために

もちろん、人間関係や仕事内容なども退職を考えるきっかけになるものの、「給料や残業時間などの満足度が高ければ、踏みとどまれる」というナースは多いでしょう。

 

「看護師が定着する病院」には根本的な勤務環境を改善することが不可欠、とあらためて感じさせるデータです。

 

 

看護roo!編集部 烏美紀子(@karasumikiko

 

(参考)

2019年「病院および有床診療所における看護実態調査」(日本看護協会)

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