2020年は「看護師と助産師の年」なんだって!|看護roo!ニュース

出典:WHO「Year of the Nurse and the Midwife 2020」

 

ことし2020年は

 

「看護師と助産師の年」

 

です。

 

フローレンス・ナイチンゲールの生誕200年にあたり、WHO(世界保健機関)によって制定されました。

 

 

世界中のナースをたたえる1年

WHO「看護師と助産師の国際年(Year of the Nurse and the Midwife 2020)」とは、

 

世界中の健康保健に大きな役割を果たしている看護師・助産師たちをたたえよう!

 

と呼びかける1年のこと。2019年5月のWHO総会で決まりました。

 

出典:WHO「Year of the Nurse and the Midwife 2020」

 

現在、「2030年までに、世界のあらゆる人が適切な保健医療を受けられること」が国際的な目標になっています。そのためには、さらに900万人以上の看護師・助産師が必要とされています(現在は約2500万人)。

 

看護職の果たしている役割をもっと評価し、世界的なキャンペーン「Nursing Now」などを通じて関心を高めていこう―。これが、この「看護師と助産師の国際年」の趣旨です。

 

 

日本の看護師数って多い?少ない?

看護師は世界でまだまだ足りていないということですが、日本の看護師数は世界から見て多いのでしょうか? それとも少ないのでしょうか? 

 

いくつかの先進諸国と比べてみました。

 

 

人口1000人あたりの数では、日本の看護師は決して少ない方ではありません。むしろ上位です。

 

ところが、病院ベッド100床あたりの看護師数になると、ガクッと減ってしまいます

 

「日本は人口に対して病院、病床数が多すぎる」と指摘されていますが、こうして見ると、看護師1人が受け持つベッド=入院患者数が日本はいかに多いか、あらためてわかりますね。

 

看護師の活躍と不足問題に焦点が当たる国際年。日本国内の看護師をめぐる現状にも関心が高まることに期待したいところです。

 

看護roo!編集部 烏美紀子(@karasumikiko

 

 

 

この記事を読んだ人は、こんな記事も読んでいます

ロンドンの新人看護婦|マンガ・こくせん!~黒衣の戦士~【1】

看護って何? 臨床でモヤモヤしているナースをお助け!|本当に知りたいナイチンゲールの看護の話 【1】

 

2025年に必要な看護師は最大202万人 訪問看護師は2.5倍の12万人が必要に

えっ、看護補助者が減っている…!? 看護師だけじゃない、深刻な人手不足|看護roo!ニュース

 

(参考)

Year of the Nurse and the Midwife 2020(WHO)

OECD Health Statistics 2019(OECD)

看護師・助産師の数(WHO)

Nursing Nowキャンペーン

諸外国の看護師等の数、人口対比日本看護協会

SNSシェア

コメント

0/100

キャリア・働き方トップへ

掲示板でいま話題

他の話題を見る

アンケート受付中

他の本音アンケートを見る

今日の看護クイズ

本日の問題

◆脳・神経の問題◆ホルネル症候群の症状で、誤っているものはどれでしょうか?

  1. 病側の眼瞼下垂
  2. 病側の眼裂狭小
  3. 病側の散瞳
  4. 病側顔面の発汗低下

9034人が挑戦!

解答してポイントをGET

ナースの給料明細

8971人の年収・手当公開中!

給料明細を検索