白衣の下の世界|能町みね子・ナースの沼

ナースの沼へようこそ。白衣の天使と言われても、愚痴だってたまるし、日々の不条理に頭を悩ませもする。そんなナースのみなさんのための、日陰の沼のようなたまり場です。ナースの世界も外から見ればきっと異空間。ナース世界を知らない私が気まぐれにお相手いたします。

 

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Vol.4 白衣の下の世界

 

~ナースのつぶやき~

白衣に下着が透けるのが気になります。学生時代、実習の先生が黒や赤の下着を毎日透かしてたときのあだ名は「ダイナマイト」。当時は爆笑してたけど、今自分が毎日白衣を着るとなると、結構笑えません。患者さんにも噂されてたりするんだろうな。

心療内科クリニック勤務・26歳)

 

 看護師専用Webマガジン ステキナース研究所 | 能町みね子のナースの沼_4白衣の下の世界

 

 

~能町みね子のつぶやき~

まず、大きな疑問なんですが、白衣の下って下着なんですか?

 

下着でも二段階ありますよね、ブラと、その上のキャミソール的なものと。・・・・・・いや、さすがにブラ+白衣はないよね。じゃあキャミソールとか、なのかな。

考えてみれば私は白衣を着たこともないので、白衣の下が何なのか考えたこともありませんでした。非ナースにとっては未知の世界です。そっかあ、そんなに薄着だったのか。

 

そういう私側の発見もあったうえで思うことは、ナースの皆さんは毎日それ以上のものを見てるじゃないか、ってことです。

だって、男女問わず、患者さんの口の中とか胸とかお腹とか、場合によっちゃ局部とか、見るわけでしょう。

もちろん「別に見たくて見てるんじゃない、仕事だ」とというのは分かります。でも患者さんだって見せたくて見せてるわけじゃないんで、恥ずかしさで言ったら「白衣から下着が透けてるかも」の比じゃないと思うのです。

私も入院経験豊富ですが、何度胸やら尻やら見せたか分かりません。時には開腹して体内まで見られますからねえ、キャー恥ずかしい・・・どころの騒ぎじゃないよ!

だから、患者さんとの恥ずかしさ比べを考えたら、下着の透けはまったく問題なし!

患者はそれどころじゃないから大丈夫!

 

・・・・・・あ、この方は心療内科勤務なのか・・・・・・。いや、でも、問題なし!

 


【能町みね子】
1979年生まれ。文筆業。イラストも少々。著書に『お家賃ですけど』(東京書籍)、『くすぶれ!モテない系』(ブックマン社)、『縁遠さん』(メディアファクトリー)、『オカマだけどOLやってます。』(文藝春秋)など。最新刊は『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)。

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