一緒に働く医師だから言える。職場の空気をよくしてくれる看護師は「KY」?

医師から看護師へ伝えたいこと【8】

職場の空気をよくしてくれる看護師は「KY」?

 

雰囲気がいい職場には、必ず場の空気をよくしてくれる方がいます。忙しい病院では、ちょっとしたことでギスギスしてしまったり、居心地が悪くなってしまったりということはよくあること。そんな時、看護師さんのちょっとした気遣いで場が明るくなり、楽しく仕事ができるようになるものです。

 

医師が「一緒に働きたい」看護師、2つの理想像

 

【1】「明るいKY」

医師や上司そして患者さんが突然怒りだしたりすることもあるでしょう。その場が凍りつくようなことは、医療現場ではしばしばみられることです。そんな時、内心では動じていても、それを表に出さず、明るくかわしてくれる方は空気を変え、皆を助けてくれます。ちょっとしたことでもポジティブな発言が飛び出せば、明るくてとても魅力的な職場となるのです。

 

例えば、外来診察の待合室で、患者さんが多く、待ち時間がいつもより長くなってピリピリしている患者さんに「お久しぶりですね、今日は寒いですよねー」など、世間話や話をそらして、うまく和ませてくれる看護師さんは、とても助かります。

 

常にピリピリした重い空気の中ではやる気も起きません。笑顔やユーモアを大切にすることで職場の雰囲気がとてもよくなり、働きやすくなります。

 

一緒に働く医師だから言える。職場の空気をよくしてくれる看護師は「KY」?

 

【2】声掛け上手な「人好き」

一人ひとりがばらばらに働くのではなく、ちょっとした声掛けがあることで人間関係が循環し、空気がよくなります。また、選り好みをしたりせず、公正な声掛けができる方は、まわりから見ていても気持ちがよく、自然に雰囲気も明るくなります。

 

私も新人の頃、上司に怒られて落ち込んでいたり、場の空気が重くなっていたりする場面で、さらっと「ほら、次、次!」と声を掛けてくれた看護師さんのことをよく覚えています。

 

医療現場では、わからないことや困ったことに直面することもよくあることです。そんな時に、一人でがんばってしまうと、余計に事態が悪化してしまうことがあります。

 

声掛けができている医療現場では、協力ができるので、問題が大きくならなくて済みます

人に頼ったり頼られたりがしやすくなり、人間関係もより強く、良くなります。自分の手が空いている時は「手伝いましょうか」の声掛けや、ちょっとした言葉掛けを皆にされる看護師さんがいることで、雰囲気が明るくなっていきます。

 

明るい方がいると、職場は明るくなり、さらにもっと楽しく仕事ができますね! 以上のような点をふまえて職場の雰囲気をよくする行動や心がけをしていくよう、スタッフ皆で心がけたいものです。

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